リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

意外と知らない帰国後のフェノロサをチェック!ーフェノロサの闇を知る⑥ー

今日も生きてます。 フェノロサ最終回です。 『フェノロサ 「日本美術の恩人」の影の部分』(保坂清著、河出書房新社、1989年)を参考に、お雇い外国人としてのフェノロサが、日本の中での雇用を生き残るため、政府の意向を汲みながら日本美術称揚の活動を活発…

フェノロサと政府の関係ーフェノロサの闇を覗く⑤ー

今日も生きてます。 フェノロサについてみてきました。 日本美術の恩人と教科書等で称賛されている人を、少し意地悪な目線で取り上げてきました。(ゴメンナサイ…) 参考書は「フェノロサー日本美術の恩人の影の部分ー」(保坂清著、河出書房出版)です。 フェノロ…

外国人雇用危機を乗り切れ!ーフェノロサの闇を覗く④

今日も生きてます。 ジブリが画像を常識の範囲内で使用して良いということなので、とりあえずアリエッティの翔君の画像を即刻PCの壁紙に設定しました。 随時公開されていくそうです。こういうの楽しいですよね。 さて、フェノロサに懐疑的なスタンスの『フェ…

法隆寺夢殿を無理矢理開帳させた?ーフェノロサの闇を覗く③ー

今日も生きてます。 人生で一番爽快だった出来事って何ですか? 私が自分の人生の中で爽快だったのは… ゆで卵の殻がつるんっと剥けたときですかね。(規模が極小。) 前回から取り上げてきたフェノロサにも 「実に一生の最快事であった」 とすることがあるようで…

日本の美術品を海外流出させていた?ーフェノロサの闇を覗く②ー

今日も生きてます。 国の美術品はどこに保管されるのがベストだろうか。 やっぱりその国の歴史や建国に関わる大事なものだったら、生まれた国で保存されて守られるのがいいのではないだろうか? あまり文化財の在り方に関心が無かったので知らなかったのです…

フェノロサの闇を覗く①

今日も生きてます。 人間はなんやかんや悪いものが好きです。(私も。) 特に他人の闇の部分ほど興味を引くものはありません。 という事で、今日からこの人の闇の部分についてみていきたいと思います。 アーネスト・フェノロサ 不明 - scan by Fraxinus2 from …

絵筆を選んだサムライの人生ー高橋由一⑦

今日も生きてます。 菅さんが総理大臣になったら、私のふるさと秋田出身者初の総理大臣になるのでは…! と、同郷ということだけで親近感が湧いています。 (田舎者は同郷の人間をすぐ仲間だと思う、そういうものなんです。) ちなみに、クレヨンしんちゃんのお…

高橋由一VSフェノロサ?! 絵筆を選んだサムライ高橋由一⑥

今日も生きてます。 高橋由一シリーズが続いています。 刀より絵筆を選んだサムライー高橋由一(たかはしゆいち)ー - リアル絵描き日記 絵筆を選んだサムライ高橋由一の人生② - リアル絵描き日記 絵筆を選んだサムライ高橋由一の人生③ - リアル絵描き日記 絵…

日本一の「鮭」を知る。絵筆を選んだサムライ高橋由一⑤

今日も生きてます。 図録をゲットだぜ。 (古本ですが…) クノップフもバーンジョーンズも好きな作家です。(むふふ) これからゆるーり読んでいきたいと思います。 さて、高橋由一の人生についてみていきました。参考にしている本は「高橋由一ー日本洋画の父」(古…

絵筆を選んだサムライ。高橋由一④

今日も生きてます。 私は高校・大学と、美術系学校を卒業しました。美術好きの私にとって、その環境は天国。 おそらく一般の大学と比べ個性に開放的な風潮があると思うので、のびのびといきてしまいました~。(いつでもどこでもマイペース!) しかし日本で美…

絵筆を選んだサムライ高橋由一の人生③

今日も生きてます。 最近のばしていた髪を切ってさっぱりしました。長い髪で色々な結びかたをして楽しもうと思っていたのですが、なかなか自分で自分の髪をセットするのは難しく、断念しました…。 高橋由一が生きていた時代、明治維新の影響で西洋の文化が日…

絵筆を選んだサムライ高橋由一の人生②

今日も生きてます。 とそまえんが今日で閉園だそうですね。 実は以前世界最古のカルーセルが見たくて取材もかねて行ったことがあります。(独りでですが…) 全体的にレトロな雰囲気の遊園地でなかなか楽しかったです。ミラーハウスも入ったのですが、迷い過ぎ…

刀より絵筆を選んだサムライー高橋由一(たかはしゆいち)ー

今日も生きてます。 玄関のドアを開けるとむわ~んと暑い日が続いてますね。 先日ウォーホルの作品をブログで取り上げたのでウォーホルの代表作のモチーフにもなっているキャンベルスープ缶購入してみました。何作ろうかなあ… 高橋由一「鮭」 高橋由一 - htt…

「ツナ缶の惨劇」-アンディ・ウォーホルの闇-

今日も生きてます。 「食べる西洋美術史ー最後の晩餐から読むー」(宮下規久朗著、光文社新書)を読みましたが、今までわからなかったなかった西洋美術史を理解できて楽しいです。 本の中ではアンディ・ウォーホルの作品を一番最後に取り上げています。興味深か…

おしゃれなだけじゃない!ポップアートを理解するーアンディ・ウォーホルのキャンベル・スープ缶ー

今日も生きてます。 高校生の頃に購入した本にアンディ・ウォーホルの「ぼくの哲学」というものがあります。内容は一通り読んだもののほぼ全部忘れました。(爆) アンディウォーホルは、ポップアートの巨匠。 ↓の作品は有名すぎて誰もが一度はどこかで見たこ…

巨匠たちの描くピクニック絵画を楽しむ

今日も生きてます。 暑いですね。 危険な暑さが連日続いてます。 ということで、エアコンが効いた部屋で「食べる西洋美術史ー最後の晩餐から読むー」(宮下規久朗著、光文社新書)を読んでいます。 「食べる」に着目して新鮮な視点から絵画を読み解いている本です…

禁断の食事風景

今日も生きてます。 漫画の「進撃の巨人」ってそろそろ終わりが見えてきたそうですね。アニメ化も実写映画化もされ、大人気という感じです。 私がUSJに行ったときに、巨人のオブジェ(?)に遭遇したときは本当に驚きでした。完成度の高いコスプレした人も目撃し…

儚さを描く「ヴァニタス」の深読み

今日も生きてます。 さて、「食べる西洋美術史」(宮下規久郎さん著、光文新書)読んでます。 思ったよりも「食」の幅が広くて面白いです。 中に「ヴァニタス」について触れられています。 ヴァニタスについては有名な画題なので美術に関心がある方はご存じと…

キッチンの風景ー料理する人々を描いた絵画ー

今日も生きてます。 炊飯器で桃ケーキを作ってみました。ズボラな私でもホットケーキミックスでとても簡単になんとなくそれっぽいものが出来てうれしいです。(味はそこそこ!) 高品質なスイーツも安価で手に入る世の中ですが、自分で作るのもたまには楽しい…

楽しい宴会風景の中世絵画ーどの時代でも楽しい皆での食事ー

今日も生きてます。 「食べる西洋美術史」(宮下規久郎さん著、光文新書)読んでます。興味深いです。 「食事」をどう捉えるかというのはキリスト教が浸透する前と後ではだいぶ違うようです。七つの大罪の中に大食があるように、聖書の中には良いとされる食事…

いただきますの風景

今日も生きてます。 今日も「食べる西洋美術史」宮下規久郎著、光文社新書を読んでいます。 西洋美術史の作品はキリスト教のテーマが多いですが、聖書の中には「食事」にまつわる記述が多いのだということを本から教わりました。なので西洋絵画も必然的に食…

最後の晩餐って何を食べてるんだろうか。

今日も生きてます。 宮下規久郎さんが書いた「食べる西洋美術史ー最後の晩餐から読むー」を読んでいます。西洋の絵画に描かれた食べ物にクローズアップしている内容の本です。 いろいろな美術に関係する本を読んでいて思うのが、美術の歴史は教科書に載って…

驚異の部屋ー珍品コレクションを楽しむー

今日も生きてます。 8月ですね。 夏は好きです。 図書館で本を借りてきました。 黒田清輝の本を借りに行ったのに、結局黒田清輝の本を一冊も借りずに帰ってきてしまた…。私っておバカだな。 借りた本の一冊に荒俣宏さん著の「アラマタ珍奇館」(集英社)があ…

鍋の妖怪?合羽の妖怪?道具の妖怪大行進「百器夜行絵巻」をみよう!

今日も生きてます。 今日は妖怪最終回です。 これまで妖怪の姿かたちがどのように始まり、変わってきたかを見てきました。 妖怪のはじまり①ー妖怪絵巻をみてみようー - リアル絵描き日記 妖怪のはじまり②ーいろんな妖怪絵巻をみてみようー - リアル絵描き日…

妖怪のはじまり③-妖怪絵巻の変遷ー

今日も生きています。 前回前々回と妖怪絵巻についてみてきました。 akashiaya.hatenadiary.jp akashiaya.hatenadiary.jp ざっと復習です。 妖怪の姿かたちは、最初絵巻物の中で怪異が描かれたことから始まり、絵巻物の中に怪異が描かれるようになると、怪異…

妖怪のはじまり②ーいろんな妖怪絵巻をみてみようー

今日も生きてます。 前回に引き続き妖怪絵巻を見ていきましょう。 〇 「吉光百鬼ノ図」(国際日本文化研究センター) 江戸時代前期につくられた摸本で、元にした原本は室町時代まで遡ると言われています。前回の真珠庵の絵巻の妖怪は道具が元となっているものが…

妖怪のはじまり①ー妖怪絵巻をみてみようー

今日も生きてます。 蒸し暑い日が続いてますね。 これぞ日本の夏。 わたしはあまり外出せず、暑い思いをあまりしないせいか、四季の中で夏は一番好きです。 さて、今は『絵巻物に描かれた「闇」に蠢く妖怪たちー百鬼夜行と魑魅魍魎ー』(洋泉社MOOK)を読んで…

三顧の礼から見立ての表現を知る

今日も生きてます。 見立て絵シリーズも最後です。 何枚か見立て絵の作品を見てきて、浮世絵の中での「見立て」の表現が何となくわかってきました。 現代の感覚だと、オマージュやメタファーの表現に近いのかなと思います。 今日は「三顧の礼」の見立て絵を…

歌舞伎にまでなった伝説の無頼漢「雁金五人男」を知ろう!

今日も生きてます。 一勇斎国芳「当盛五人男」 (国立国会図書館デジタルコレクションより引用) 前々回から美女に置き換えて表現している「見立て」の浮世絵を見てきました。 「見立て」は浮世絵の表現の世界では、モチーフを他のものになぞらえて表現する手…

美女に置き換えよう!浮世絵「見立て」の世界

今日も生きてます。 前回に引き続き「見立て」の作品についてみていきます。 浮世絵の作品はあるものを何か他のものになぞらえて描くという「見立て」の表現がありました。 前回は歴史的な人物や仙人、僧を、美女に見立てた作品を見ました。 akashiaya.haten…