癒されるゆるさ。鳥羽絵をみよう!
今日も生きてます。
一昔前にゆるキャラブームがありましたね。
ゆるキャラが乱立しすぎてゆるキャラ戦国時代って印象でした…。
個人的には遷都君が好きです。
ふるさと秋田県のゆるキャラ調べましたが、ピンとくるものないですね。
個人的にはガチのなまはげに秋田犬を連れさせれば一発だと思います。(何が?)
ゆるいものに心癒されるのは昔の人も同じであったようです。
今日はそんなゆるーい魅力の「鳥羽絵(とばえ)」について取り上げます。
〇鳥羽絵とは何か?
江戸時代中期に大阪で流行した滑稽な絵のことを鳥羽絵(とばえ)と呼びます。その後鳥羽絵は全国に広がり、浮世絵にも影響を与えました。
なぜ「鳥羽絵」という名前なのかというと、「鳥獣人物戯画」の作者であると伝来されていた「鳥羽僧正覚猷」(とばそうじょうかくゆう)に由来すると言われています。
〇大岡 春卜の鳥羽絵
大岡 春卜(おおおか しゅんぼく)は江戸時代中期の大坂で活躍した狩野派の絵師です。
伊藤若冲は春卜の絵手本から学んでおり、春卜の弟子だったとも言われるそうです。
大岡 春卜「鳥羽絵三国志」
京・江戸・大阪を舞台に、様々な人が描かれています。
(画像は国立国会図書館デジタルコレクションより引用)
〇竹原春朝斎の鳥羽絵
竹原春朝斎(たけはらしゅんちょうさい)は江戸時代中期から後期の大坂の浮世絵師です。竹原春朝斎は風景画も描いていますが、鳥羽絵も描きました。
松茸狩りに出かけたら突然の雨。
雨宿りに近くの木に集まった。巨大な松茸だとは皆気が付かない。
〇耳鳥斎の鳥羽絵
耳鳥斎(にちょうさい)は江戸時代の大坂の浮世絵師、戯画作者。
平賀源内は耳鳥斎の熱烈な愛好家であったとか。
耳鳥斎「絵本水や空」
大阪、京、江戸で演じられた歌舞伎役者の姿をデフォルメして描かれている。
(画像は国立国会図書館デジタルコレクションより引用)
耳鳥斎「畫本古鳥圖賀比」(えほんことりつがい)
祝儀と不祝儀、養生と不養生、頑丈と不頑丈などなど…世の中の正反対の物を集めて比較を愉快に描いた作品。
(画像は国立国会図書館デジタルコレクションより引用)
なんだか見ていると癒されますね。
江戸時代の人々は愉快に生活していたのかなあと思っていしまいます。
今日はここまで最後まで読んでいただきありがとうございました。