七福神、何やってるの?縁起が良くて楽しい浮世絵
今日も生きてます。
強風でどこかの隣家の洗濯物が紛れ込んできました。
今まで自分の洗濯物は何枚も洗濯物を風に流してきましたが(笑)、他からおいでになられたことは初めてです。
持ち主様、探しております。
今日は七福神について取り上げます。
最近浮世絵の奥深さを感じております。
浮世絵って美人画や風景だけではなく、いろいろな画題の作品があるんですよね。
楽しいです。
私が思う七福神って宝船にのっているものしかなかったのですが、江戸時代には七福神のキャラクターたちに様々なことをさせている絵がたくさんあり、面白いです。
上の作品はわかりづらいですが、画面中央の衝立より左側が人間、右側が七福神です。
人間たちは衝立の絵を鑑賞していて、その人間たちを衝立の後ろの七福神たちが驚かしています。
恵比寿は鯛を差し出し、福禄寿は頭にお面をつけて驚かしていますね。
布袋和尚は小判をばらまいていますし、なんだかみんなチャーミング。
神様も参詣するんだなあ。
七福神は籠に乗って運ばれていますが、運んでいるのが鼠人間(?)鼠男(?)なのが面白いです。
龍人間と鯛人間もいます。
金の生る木を運んでいます。(欲すぃ)
次の作品は七福神が馬車に乗っています。
なんと先頭には福助が走っています。
富士山も描きこまれ、縁起の良さマックス。
七福神の皆様が協力して「壽」という字をつくっています。
室町から江戸時代にかけて「字作りの図」という画題が流行したようです。
普通では大工が漢字を組み立てているもので、下の作品は七福神バージョンです。
次の作品は七福神の宴会の席です。
中央で羽目を外して踊っているのが恵比寿様。
大黒天は太鼓を鳴らしています。
後ろの方では各々リラックスしてお酒の席を楽しんでいます。
七福神の一員である福禄寿は頭が長く描かれ、その長い頭をネタにした絵が多いような気がします。
神様になんてことを…でも面白い。
福禄寿ではありませんが、頭が大きくして表現される福助もそれをネタにされた作品があります。
今よりも七福神が身近であったんだなあ。
こういう作品はみんな楽しめるし、傷つく人が居ないからすごくいいと思います。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。