あやしい活人形
今日も生きてます。
隅田川の花火がテレビで中継されていましたね。
まさに夏。
もう7月も終わりが見えてきました。
都会のビルが立ち並ぶ夜景のなかで花火があがっている様子は、秋田生まれの私としては感動です。
さて、今日も「あやしい美人画」(東京美術 松嶋雅人著)を読んでます。
あやしい美人画もあと約10ページで終わりです。
次の本何にしようかなあ
今日紹介するのは絵ではなく人形です。
松本喜三郎(まつもときさぶろう)が作った谷汲観音像(たにぐみかんのんぞう)です。
艶っぽい人形ですね~。
熊本の商家に生まれます。
早くから様々な職人技を覚え、日用雑貨を用いて人物などを仕立てる「造りもの」を手がけました。
そして本物の人間と見間違えるような人形を作り、見世物興行で多くの人を驚かせました。
素材は桐で、実際の人間をモデルにし、その年にあわせた毛髪を使用していたそうです。
谷汲観音像は、巡礼姿の女性に化身した観音が、迷っている人を導く姿であります。
指差す方向が正しい道なのかな?
優しい&頼もしい…ついていきたくなりますね。
服のシワなどもかっこいいですね。
いま、この作品は熊本県の浄国寺に奉納されています。
顔のシミとかは表現してないので、リアルながらも理想を表現しているのだと思います。
今日は簡単ですがここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。