もずく、ウォーキングとあやしいかきつばた
今日も生きてます。
本棚を整理しました。
持っているだけでここ三年は読んでないなと思う漫画は心を鬼ににして捨てました。
中学校の頃冬ちゃんと呼んでた友達と一緒に呼んでた4コマ漫画「サナギさん」。
「フユちゃん」と「サナギさん」、女子中学生二人の日常を舞台にユルい笑いが続いていく話です。
漫画のキャラクターのフユちゃんと現実の友達の冬ちゃんの不思議キャラ(と指摘すると怒る)が似ていて、お気に入りの本でした。
もう死ぬほど読んだ(全6巻)自負もあるので役目は果たしましたよね。
ありがとう!
しかし同じ作者の描いたこれまた飼い犬を中心としたユルい作品「もずく、ウォーキング」は捨てられなかった…
登場人物の犬嫌いのお父さんとおおらかなお母さんが面白いです。
和むなあ…
さて、和んだところで今日もあやしい美人画(東京出版 松嶋雅人箸)を読んでます。
今日の一枚↓
中澤 弘光 (なかざわ ひろみつ)さんが描いた「かきつばた」です。
キャンバスに油彩で描かれた作品です。
絵の雰囲気は西洋風ですがモチーフはかきつばたや黒髪の日本人女性で和風。
油絵は西洋の作品の方が見慣れているので、西洋の絵の世界に日本人が紛れ込んでしまったようにも感じます。
少し不思議な感覚。
中澤弘光(1874年- 1964)は、東京で旧佐土原藩士の子として生まれるます。
黒田清輝などの絵の先生に師事し、東京美術学校西洋画選科を卒業します。
1922年にらヨーロッパに渡り翌年帰国。
新版画の作品も発表しています。
白馬会や光風会、白日会、日本水彩画会など…に様々な会の創設に参加しました。
国からもいろいろな章をもらいます。
日本医科大学付属病院で老衰のため亡くなります。
まだ油絵が珍しかった時代、西洋のものと日本のものを統合させようと試みた人なんだろうなと思います。
尾形光琳の屏風や伊勢物語の中の歌から着想を得て描かれた作品です。
自分も含めてですが日本はこういう顔の人多いですよね。
日本人が描いた作品でも絵画のなかでは西洋の人種の特徴を持った人が多いかもなあ。
と、これを見ると感じます。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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