あやしい死絵
今日も生きてます。
私は毎朝バナナスムージー(豆乳+ヨーグルト+人参+バナナ)を飲んでます。
先日マツコ・デラックスの番組でバナナジュースの特集があり、食いついて視聴しました。
バナナスムージーのアレンジで甘酒やアーモンドを加えているものがあり、早速私も実践してみたくなりました。
申年だからバナナ好きなのかなあ。
(ウッキッキー!)
さて、今日も「あやしい美人画」(東京美術 松嶋雅人著)を読んでます。
今日の一枚
歌川国芳(うたがわくによし)の「見立 東海道五拾三次 岡部 猫石の由来」です。
歌川国芳については以前も取り上げました。
この浮世絵は歌舞伎の舞台をもとにして描かれています。
東海道中膝栗毛の世界観を用いた「尾上梅寿一代噺」という歌舞伎です。
後ろの大きな猫が印象的ですね。
手前では猫又が踊っています。
歌舞伎の内容はわからなくても面白い作品です。
今日は歌舞伎にちなんでもう一枚紹介します。
なにやら中央の巨大な人の周りを大勢の泣いている女性が囲んでいます。
これはなんぞや?というと、「死絵」と呼ばれるものです。
人気の役者や、浮世絵師が亡くなるとつくられました。
死者の冥福を祈る絵の一種ですが、暗い感じの絵ばかりではなく、↑の作品のように滑稽と思われるものも制作されました。
↑の絵は八代目市川団十郎が亡くなったときのものです。
構図は釈迦の涅槃図のパロディです。
釈迦がいるべきところに市川団十郎が横たわり、周りを囲うのはファンの女性たちです。
何故か猫も泣いているのが面白い。
絵の内容がはばかれるところもあり、絵師の署名のない作品が多いそうです。
ですが役者絵を多く担っていた歌川派の絵師ではないかと推測されます。
浮世絵は今の週刊紙のような感じで、大衆が楽しめるような内容なので、今をいきる私たちからしても面白いものが多いですね。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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