ローマー教会巡礼の仕方ー
今日も生きてます。
イタリア旅行記が続いております。
ローマでは見たかった作品がある教会を回り巡りました。
なので今日は教会を紹介していきます。
○サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会
1605年に聖パウロに捧げた礼拝堂としてつくられました。
見たかったのは「ベルニーニの聖テレジアの法悦」です。
すごくきれい。
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598年- 1680年)は、バロックの時期を代表するイタリアの作家です。
調べてみたらイケメンでした。
自画像↑
ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられたと賞賛されていたそうです。
ちなみにスペイン広場の前の噴水もベルニーニがつくったものです。
この作品は何を主題にしているかというと、カルメル会修道女で聖女テレジアの自伝「イエズスの聖テレジア自叙伝」に書かれているエピソードを再現したものです。
(Wikipedia情報)
私は黄金の槍を手にする天使の姿を見た。穂先が燃えているように見えるその槍は私の胸元を狙っており、次の瞬間槍が私の身体を貫き通したかのようだった。天使が槍を引き抜いた、あるいは引き抜いたかのように感じられたときに、私は神の大いなる愛による激しい炎に包まれた。私の苦痛はこの上もなく、その場にうずくまってうめき声を上げるほどだった。この苦痛は耐えがたかったが、それ以上に甘美感のほうが勝っており、止めて欲しいとは思わなかった。私の魂はまさしく神そのもので満たされていたからである。感じている苦痛は肉体的なものではなく精神的なものだった。愛情にあふれた愛撫はとても心地よく、そのときの私の魂はまさしく神とともにあった。この素晴らしい体験をもたらしてくれた神の恩寵に対して、私はひざまずいて祈りを捧げた。( 聖テレジアの法悦 - Wikipediaより)
この文章をもとにこの作品をつくったんだなあ
朝早くいきましたが教会内は静かで、そして厳かな雰囲気でした。
雰囲気にのまれる明石↑
○サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会
1589年に完成した教会で、聖母マリア、聖ドニ、フランス王聖ルイ9世に捧げられて建設されました。
ここで見たかったのはカラヴァッジョのマタイ三部作です。
以前ブログでも取り上げました。
バロック時代の幕開けー聖マタイ召命①ー - リアル絵描き日記
↑のように配置されているということはしっていたのですが、やはりサイドの絵はみえにくいですね。
しかし暗闇の中から浮かび上がるようで、絵の人物が臨場感をもっていました。
ひだがきれい。
ちなみに教会は入場無料で、誰でも絵を見ることができますか、中は結構暗いです。
↑の写真はライトアップしたときのもの。
ライトアップしないと↓のような感じです。
みえない…
絵の近くにこんなものがあります。
絵を見たいときはこれにお金を入れてボタンを押すと一定時間ライトアップされます。
1ユーロか2ユーロぐらいです。
私だけ連続投下してました。
感動でした…。
○サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
ここの教会で見たかったのもカラヴァッジョの作品です。
両脇の作品です。
『聖パウロの回心』
聖パウロはキリスト教の使徒で、初めはキリスト教を迫害していましたが、「サウロ(パウロ)、サウロ、なぜ、わたしを迫害するのか」というイエスの言葉を天からの光とともに聞き、その事をきっかけにキリスト教に回心しました。
絵の中ではキリストの声き、驚いて馬から落ちる場面がよく描かれます。
具体的に天使やキリストを絵の中に入れて描く画家が多い中、カラヴァッジョは天を仰ぐパウロだけで表現しました。
『聖ペテロの磔刑』
ぺトロはキリスト教の聖人。
外典である『ペトロ行伝』では、ローマへ宣教しネロ帝の迫害下で逆さ十字架にかけられて殉教したとされています。
ちなみにここでもコインを入れてライトアップする方式でした。
わたしはこころゆくまで連続投下していましたが、そライトアップすると人が集まり、消えると↓のように散り散りになります。笑
ローマの教会の営業時間はだいたい
朝7:30-12:30
夕16:00-19:00
です。昼間行くと空いてないので注意。
私はそれでひとつの教会を見逃しました。泣
セキュリティチェックもありませんでした。
そして入場無料なので教会の中では隙を見せないように笑
私が絵を鑑賞しているとき、どう考えても教会ではなく観光客を物色している怪しい人がいました。こわい。
外では財布を見せない方がいいです。
カラヴァッジョの作品をたくさん見られてホクホクでしたが、歩いて回ったので足は疲れた。
↓はパンテオン神殿近くのかっこいい警備員の人。日本にもこんな制服あればいいのに~いや、着物の方がいいか。
今日はここまで
イタリア旅行記は明日が最終回です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website
中目黒アート花見会Vol.4
「Sakura Pink」展
メイン会場:MDP GALLERY
住所→東京都目黒区青葉台1‐14-18
会期:2019年3月22日(金)-4月13日(土)
時間:11:00-19:00
※最終日は18:00まで
日・月・祝祭日休廊
レセプションパーティー
2019年3月22日(金)18:00-(予定)
レセプションパーティーに参加する予定です。
「中目黒の桜まつり」の開催期間に併せ、今年で4回目の中目黒アート花見会「Sakura Pink」展が開催されます。
「花見をしながら、アートを楽しむ」をコンセプトに、桜をイメージした作品をMDPギャラリーを拠点に、中目黒エリアの飲食店などの協力店舗にも作品を展示する「お花見ART WALK!」も同時開催!
「桜、桃色、Pink」をテーマに、さまざまなアーティストによるイラストや油彩、日本画などの平面作品、立体作品など様々なアート作品を展示致します。