聖セバスティアヌス
今日も生きてます。
フェルメール展で使った名刺やポートフォリオが帰ってきました。
次回展示に使う額などがあり、少し部屋がごちゃごちゃしてます。
どーにかならないかな~と思いながらなにもしません笑
今日も筑摩書房から出版されている「美少年美術史」池上英洋さん川口清香さん著を読んでいます。
以前ブログで聖セバスティウスを取り上げました。
内容が少し重複するかもしれませんが、セバスティアヌスのかかれた絵についてみていきます。
↑はソドマの描いた「聖セバスティアヌスの巡礼」です。
ソドマはヴァチカン宮殿の装飾ために教皇から呼ばれたほどの腕前でした。
ヴァザーリが著した「美術家列伝」によればソドマは奇行で知られ、奇妙な衣装を着て多くの動物と共に生活していたそうです。
ソドマという名前は通り名で、本名はジョヴァンニ・アントニオ・バッツィです。
最初は悪い冗談としてつけられたあだ名を本人が気に入っていたそうな。
ソドムは同性愛のかどによって神から滅ぼされた町の名前です。
↑はアントン・ファン・ダイク「聖セバスティアヌスの殉教」です。
ルーベンスの弟子で宮廷画家になり社会的成功をおさめました。
矢を射られる前の状態を描かれた珍しい絵。
顔つきは画家のファン・ダイクにそっくりです。↓はファン・ダイクの自画像。
↑はニコラ・レニエによる「聖イレーネとその侍女に介抱される聖セバスティアヌス」です。
イタリアの画家でカラヴァッジョやベラスケスに近い。
この主題と言えばこの画家というほど聖セバスティアヌス像を得意としました。
個人的には上の絵の方が好み。
↑はアントニオ・バレストラ「聖イレーネの看護を受ける聖セバスティアヌス」です。
イタリアの画家。イタリアの画家にとってカラヴァッジョの存在は大きいのか、この画家もカラヴァッジョの影響を受けた臨場感溢れる描写がされている。
聖セバスティアヌスだけ集めてるコレクターさんとかいるんだろうなあ。良いなあ。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。