無名の美少女
今日も生きてます。
東京駅がすごく混んでます。
車両故障出そうな。
改札制限してるのなんて初めてみたぞ!
いつも年末年始に帰ること無かったのでわからなかったのですが、こんなに混むんですね。
みんなふるさとがあるんだね~。
さて、今日も筑摩書房から出版されている「美少女美術史」池上英洋さん荒井咲紀さん著を読んでます。
美少年は読み終わりましたが、美少女もあと少しです。
今まで子供が絵画に出てくるケースには聖書や神話のキャラクターであることや、何かの寓意や、慈善行為のため、または裕福で力のある権力者の子孫の肖像画等に限られていました。
しかし、17世紀になると名もない一般庶民の少女が描かれるようになります。
超有名な作品ですが、描かれているのがだれかは特定されていません。
大事なことは、これは画家が特定の誰かの肖像画の注文を受けたわけではなく、不特定人物の頭部を描く「トローニー」と呼ばれる作品であるということです。
上の作品はドメニコ・フェッティのうたた寝する少女。
この作品もモデルが誰であるかはわからない作品です。
18世紀になると産業革命で中流階級の家が増え、子供一人に教育のコストをかけていくようになります。
そうして絵の中に家庭生活のひとこまを描くような画家が現れます。
上の作品は風俗画のジャンルの市場価値をあげた画家シャルダンの羽子板を持つ少女。
者るだんはこの分野で成功を納め、多くの風俗画を描きました。
上の作品はウィリアム・ホガースが描いた「エビ売りの少女」。
イギリスで最初の国民画家といわれ、ごく普通の庶民が持つ生命力を力強く書き出しました。
今日はここまで。
明日に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website