ガニュメデス
今日も生きてます。
今日は世界堂に額装を頼みに行きました。
これからのシーズンは芸術の秋ということで展覧会が多くなっているのでしょうか…
いつもは過疎っている世界堂の額売り場に行列が…待ち人用にパイプ椅子まで準備されてましたよ。
地理的に恵比寿の額縁屋ジンプラにいくか迷いましたが、美少年美術史の本を持っていたので読みながら待つことにしました。
もしこれから新宿世界堂の額縁コーナーに行かれる方は暇潰しグッズ持参することをおすすめします。
ということで今日は池上英洋さん荒井清香さん著「美少年美術史」からです。
古代のギリシャ・ローマでは少年の美しさに価値を見出だし(少女の美は見出だされていなかった。)、年長者が少年にあらゆる手ほどきをするという関係「パイデラスティア」が習慣としてありました。
ギリシャ・ローマの神話でもその影響はあり、様々な美少年が登場し、画家はそれを主題に作品を残しています。
今日はパイデラスティアの慣習の影響が見られるギリシャ神話の少年ガニュメデスについて書きます。
ギリシャ神話の中には主神ゼウスがあらゆる美男美女にあらゆる手段で接近したり関係を持ったりするエピソードがでてきます。
少年ガニュメデスの話はその類いのひとつです。
コレッジョ「ガニュメデス」
あらすじは
トロイアの王子だったガニュメデスは幼いながらも大変美しいと評判でした。
それを知ったゼウスは鷲に変身し、彼をさらってしまいます。
という話です。
拉致の話ですね。
ちなみにゼウスがなぜさらったのかというと、お酌をさせるためでした。
神々の飲み物であるネクタールは、飲んでる限り永遠の命を保証してくれるもので、それのお酌というのは重要な役目だったようです。
レンブラント・ファン・レイン
「ガニュメデスの誘拐」
レンブラント・ファン・レインのガニュメデスは全力で怖がっていてなんかかわいいですね。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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