プシュケー
今日も生きてます。
ホットケーキってたまに食べると美味しいですよね。
お店のパンケーキとはまた違った美味しさ。
さて、池上英洋さん荒井咲紀さん著「美少女美術史」を読んでいます。面白いです。マニアックかと思いましたが真面目な本です。
ゆっくり読んできましたが美少女美術史も中程までになりました。
昨日はギリシャ神話の中の美少年について取り上げましたが、今日はギリシャ神話の中の美少女、プシュケーについてです。
この二人をモチーフにした絵画はとってもロマンチックなものが多いです!
↑は彫刻ですがダイナミックな構成ですね。
美少年がたくさん出てくるギリシャ神話ですが、それに比べると美少女は少ないそうです。
男神に愛された女性はいずれもある程度成熟した大人でした。
今日はギリシャ神話の中では数少ない少女が主人公の話のあらすじを紹介したいと思います。
↑はフランソワ・ジェラール「プシュケとアモル」
ロマンチックな良い絵や。
簡単なあらすじ
人間の王国の三姉妹の末っ子プシュケーはとても美しかった。
それが女神ウェヌスの反感を買い、ウェヌスは息子のアモール(クピドともいう)に、愛の弓矢でプシュケーに卑しい男と恋させるよう命じます。
命令にしたがったアモールは間違って愛の弓矢を自分の胸にさしてしまい、プシュケーの虜になります。愛の弓矢がささると恋をしてしまうのです。
変わってプシュケーはというと、求婚所が現れないことを心配した両親がアポロンの神託を受けます。
「山の頂上に娘を置き、『全世界を飛び回り神々や冥府でさえも恐れる蝮のような悪人』(ラテン文学ではおなじみの恋の寓喩である)と結婚させよ」
というものでした。人々は悲しみましたがプシュケーは一人で神託に従い山に向かいます。
ゼピュロス(春と初夏のそよ風を運ぶ西風の神)が宮殿へとプシュケーを運んでくれました。
その宮殿ではすべてが心地よく用意され、夜になると寝床に夫が現れました。
エンジョイしていたプシュケーですが、家族が恋しくなり、姉二人を宮殿に呼びます。
姉二人は嫉妬から夫は実は大蛇でありプシューケーを太らせてから食うつもりであると嘘をつきました。そして夫が寝ている隙に剃刀で殺せと。
何てやつらだ!
そしてプシュケーは寝ている夫を殺すため明かりを持って近づきます。
そこには美しいアモールの姿が…!
驚いてろうそくを落としてしまったプシュケ。
アモールは火傷を負い、怒ってその場を去りました。
姉の嘘に気づいたプシュケは今度はアモールは姉達と結婚するつもりだと嘘を教えました。
姉達はゼピュロスが宮殿へ運んでくれると思い、断崖から身を躍らせたが、風は運ばず、姉達は墜落してばらばらに砕けました。
プシュケもなかなかひどい!笑
今日は前半までにしますが、ここまでだけでも物語として充分面白いですね。
明日に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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