オリジナリティと素材
今日も生きてます。
全音符や二分音符がわかってきました。
しかし音符はまだ読めません。
道のり長いです。
さて、池上英洋さん著「西洋美術史入門<実践編>」を読んでいます。
私が読んでいるのは西洋美術史入門なので、基本的に西洋の話がかかれていますが、日本の素材と西洋の素材について書かれている章があります。
素材が作品そのもののオリジナリティの捉え方と繋がっていく面白い話です。
今日は西洋と日本の建築の素材が違うことと理由について書きます。
日本の伊勢神宮は二十年おきに式年遷宮を行います。神がそれまでいた社を変えるときに建物から着物までをすべて一新します。1300年以上に渡って続けられていることです。
今ある神宮のとなりに、全く同じ寸法とプランによる宮をたてる場所がもとから設けられています。なんだか不思議。
何故このようなことをするかというと、日本の建築は木でできており、湿度のの影響をうけて腐敗していく部品を取り替えるためです。湿度に弱い鉄製の部品も極力使いません。
そのため木製部品は複雑なデザインによって固定されており、職人たちの技術の伝統伝承という点でも、式年遷宮はナイスタイミングです。
それに引き換えヨーロッパはというと、日本とは違い石の文化です。
石も年月が経つと変化してしまいますが木に比べると長持ちです。
石の建物は防御に優れ火に強いという特徴がありますが、振動には弱いです。
ヨーロッパは地震は少ないですが地続きの大陸にあるため、日本に比べると民族・部族間の争いが古くからたくさんありました。
そのためヨーロッパの建築は主に石が主流です。
⚫対湿度
木>石
⚫堅牢さ
石>木
⚫耐火性
石>木
⚫対地震
木>石
⚫永続性
石>木
⚫材料の入手の容易さ
木>石
今日のことを踏まえ明日に続きます。
今日もご覧くださりありがとうございました。
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