南蘋派ー宗紫石ー
今日も生きてます。
絵を描くときの調子の参考に色のグラデーションの色見本をつくりました。
暗い色は濡れてるときと乾いたときの色の差が激しいので、こういうものがあると便利です。
広島の狐のお話を絵にしてます。
こん!
そういえば狐は本当にこんって鳴くのかなあ。
さて、今日も幻冬舎から出版されている「知識ゼロからの日本絵画入門」安河内眞美さん著を読んでます。
江戸時代中期、今までイケイケだった狩野派や土佐派はだんだん勢いを失い、江戸の画壇はマンネリしてきます。
そこで新しい画風で人気を集めた画家がいました。
それが宗紫石そうしせき(1715-1786)です。
宗紫石が描いた作品↓
寒梅綬帯鳥図
18世紀、一幅、101.0×39.6㎝
江戸に生まれた宗紫石は30歳ー40歳頃に長崎にいきます。
その頃、長崎に中国から来た沈南蘋(しんなんぴん)が西洋画の技術も交えた写生技法を教えていました。
そこで学んだ宗紫石は南蘋派(なんぴんは)と呼ばれます。
聯珠争光図 絹本着色 明和2年(1765年)神戸市立博物館
長崎から江戸に帰った宗紫石の絵は江戸で新鮮だと迎えられ、大人気になります。
描いたものは中国の吉祥のモチーフです。
描き方の特徴としては鳥などは羽等細かく写実的にかかれているのと対照的に、梅の枝はざっくりと描かれています。
そして画面全体に墨や青墨をひいています。
メリハリある描き方ですね。
岩に牡丹図 絹本着色
本名は楠本幸八郎で、途中から宗紫石という中国風の名前に変えました。
今日はここまで
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website
展示がもうすぐです。
中目黒アート花見会Vol.4
「Sakura Pink」展
メイン会場:MDP GALLERY
住所→東京都目黒区青葉台1‐14-18
会期:2019年3月22日(金)-4月13日(土)
時間:11:00-19:00
※最終日は18:00まで
日・月・祝祭日休廊
レセプションパーティー
2019年3月22日(金)18:00-(予定)
レセプションパーティーに参加する予定です。
「中目黒の桜まつり」の開催期間に併せ、今年で4回目の中目黒アート花見会「Sakura Pink」展が開催されます。
「花見をしながら、アートを楽しむ」をコンセプトに、桜をイメージした作品をMDPギャラリーを拠点に、中目黒エリアの飲食店などの協力店舗にも作品を展示する「お花見ART WALK!」も同時開催!
「桜、桃色、Pink」をテーマに、さまざまなアーティストによるイラストや油彩、日本画などの平面作品、立体作品など様々なアート作品を展示致します。