歴史画
今日も生きてます。
寒さが身に染みる毎日ですね。皆様、体調管理に気をつけてくださいね。
●さて、昨日は絵画のジャンルをつくったシャルル・ルブランという方を紹介しました。17世紀にフランスでギルドからの自由を求めて発足したアカデミーは、古典古代ルネサンス期の彫刻の研究や、模写、男性裸体モデルの素描などが行われていました。美術理論の研究もおこなわれました。その中で絵画のジャンルの序列化も行われたそうです。
↓上からえらい順
①歴史画
②肖像画
③静物画
アカデミーを発足した人や、運営に携わる人間に歴史画家が多かったことも歴史画が一番になった理由の一つではないかと思われます。また個人的な意見としては、写真が無かった時代は描かれたものが事実として残っていきます。後世に残る絵画は歴史を残す・つくる物という役割もあったのかもしれません。
●今日はそんな歴史画とは何ぞやというところを見ていきたいと思います。17世紀アカデミー内での話で、今はそこまで描かれているモチーフで偉大さが決まるということはまずありません。むしろどう表現されているかが大事ですよね。17世紀辺りの作品を鑑賞するときに参考になるかもしれません。
17世紀のフランスでは一番偉大だった歴史画ですが、今身の回りで歴史画を描いている作家の知り合いはいません。 大学でも純粋に歴史画描いてる人あんまりみなかったなあ。歴史画は歴史的な事件や、神話・宗教を主題とした作品の事です。
巨匠と作品を紹介します。
ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス(Diego Rodríguez de Silva y Velázquez, 1599年6月6日(洗礼日) - 1660年8月6日)はバロック期のスペインの画家。マネが「画家の中の画家」と呼んだベラスケスは、スペイン絵画の黄金時代であった17世紀を代表する巨匠である
スペインのフェリペ四世の宮廷画家として、宮廷や王族の家のために歴史的偉大なエピソードを描きました。
By ディエゴ・ベラスケス - 不明, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15588004
「ブレダの開城」
ネーデルラント南部の要塞ブレダにおけるスペイン軍の戦勝を記念して制作されたもの
王の離宮の「諸王国の間」という大ホールを飾るために描かれた戦勝画
思ったより長くなってしまいそう…。
今日はここまで。明日に続きます。
本を読んでいてだいたい知っていた事柄もまとめようと思っ調べると何にも知ってなかったことがわかりました。勉強大事ですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
☆展示のお知らせ☆
「チャリテイー・アート展」
売り上げの一部が災害遺児愛護活動に寄付されます。
会場 ギャラリー杉(さん)
会期 11/23(木)-12/5(火)
時間 10:30-18:30
ギャラリー杉のWEBSITE
http://sangarou.sakura.ne.jp/index.htm
26日の午後に在廊予定です。
多数の作家さんが出品されていますので、鑑賞の邪魔にならぬよう長居できません。
明石の絵の話を聞きたいという方はコンタクトからメールをください。25日と26日秋田にいる予定ですのでなるべく都合を合わせたいと思っています。