ディック・タームズ
今日も生きてます。
来月秋田のギャラリー杉(さん)にてチャリテイー展に参加します。
「チャリテイー展」
売り上げの一部が災害遺児愛護活動に寄付されます。
会場 ギャラリー杉(さん)
会期 11/23-12/5
地元での開催ですが私も何日か在廊を予定しております。地元の方はぜひいらしてください~何の作品を出品するかは考え中です。
さて、今日も「視覚芸術の巨匠たちー世界のだまし絵作家20人の傑作集ー」創元社アルセッケル著から気になる作家さんを紹介したいと思います。
お付き合いよろしくお願いいたします。
今日はディック・タームズさんという作家さんです。1941年にカリフォルニア州サンディエゴ生まれです。父親は戦時協力で造船所で働いていたそうです。タームズさんはブラックヒルズ州立大学で美術の学士号を受け、ワイオミング大学から博士号、ロサンゼルスのオーティスアートセンターからデザインの修士号を受けました。優秀な方なんですね。
遠近法の研究を進めていく中で球体絵画のアイディアが浮かんだそうです。
画集だとわかりませんが、実際展示されている風景は天井につるされモーターで回転しているそうです。どこの面から見ても整合性が取れているということですね。すごい。
「建築、なかでも大建築の内部は、美術史では無視されてきたように思います。私はこれらの内部が素晴らしく、私の六点遠近法の大きな主題になることを発見しました。ただ、これらのリアルで完全な建築内部で球体の表面を包み込むことは私の行う最も難しいことの一つです。失敗の余地はありません。もしある面で間違いが見つかると、それは裏側に回ったときに整合性がとれなくなるでしょう。」
↑は作家さんのお言葉です。
前に遠近法について触れましたが、二点飛び越えて六点遠近法を使って描かれているんですね。どういうものなのか想像がつきません。
エッシャーの球体を持つ自分を描いた作品を球体に描いている作品が私は好きです。面白い。自分が内側にいるのか外側にいるのかずっとみていたらわからなくなってしまいそうな作品です。
今日はここまで。
最後まで読んで頂きありがとうございました