マチュー・ハマーケルスMATHIEU HAMAEKERS
今日も生きてます。
最近このブログは良い資料集になるなと思い、自分のためにブログを書き始めています。浪人中は気になる作家の資料は近くのキンコーズでプリントしてファイルしていましたがすごい量になったので、最近はパソコンに画像を入れていました。探しやすくて見やすいんですがさすがにデータ量がどうにもならなくなってきたので、タイトルに作家名を入れて画像を本文に入れたら記事を検索もできるのでいい感じですね。
よしそうしよう。
というわけでお付き合いよろしくお願いいたします。
今日は彫刻の人です。
マチュー・ハマーケルスMATHIEU HAMAEKERS
これはエッシャーの作品の「物見の塔」のなかの人物を模しています。
左下の人ですね。
1954年生まれのベルギーのアーティストです。大工の父親からアートや携帯の理解力、三次元的な創造性を身につけるように育てられました。17歳でエッシャーの人生や作品の記録、不可能な三角形の使い方から影響をうけました。
美術の学校へ進学し、学んでいく中で遠近法に対する理解を深め、コンセプチュアルアートやミニマルアート深く惹かれるようになりました。
そんな中不可能な三角形を三次元のオブジェとして表現できないのか知りたくなったそうです。視覚的にも美しく。
そして射影幾何学の数学的システムを発展させました、こんな構造の形態を磨きだそうとしました。
「かつて想像されたことのなかった新しい構造、新しい彫刻を私が見出すことができたのは、この新しい幾何学を使ったからである。私の彫刻は最も純粋な意味から形を再現しており、世界のよりよくより美しい形の基本となるかもしれない」
↑は作家さんのお言葉です。
この人もロジャーペンローズの論文から影響を受けて作品をつくっています。福田しげおの作品はある一つの視点から見て不可能な物体を三次元に再現していますが、ハマーケルさんの彫刻は一つの視点からみて不可能な図形を三次元で再現し、彫刻を違う角度から見ると美的に美しいかたちがあらわれてきます。写真でもなんだかすごい感じはしますが、実際に見て体感すると全く違うんだろうなあ。
エッシャーていろんな人に影響与えてるんだなあと思いました。西洋美術史の中にはあんまり大きく出てこないですが、数学の美しさを絵で表現したことって功績ですよね。なぜか最後にエッシャーにいきついてしましました、
今日はここまで。
最後まで読んで頂きありがとうございました。