円山応挙ー京都の巨匠ー
今日も生きてます。
広島の民話について調べています。
広島にはカッパに似た猿猴(えんこう)という妖怪がいます。
体は緑色で毛は茶色で毛むくじゃら、猿のような外見らしい。
そして尻尾があり、甲羅を背負っているそうな。
…どうやって描けばいいんだ。
さて、今日は円山応挙(まるやまおうきょ)を紹介します。
円山応挙肖像『近世名家肖像』より
円山応挙(1733年ー1795年)
1歳
農家の次男として京都に生まれます。
10代後半
狩野探幽の流れを引く鶴沢派の画家、石田幽汀の門に入ります。
20代
27歳
眼鏡絵の制作にたずさわり、写実に目覚めます。
★眼鏡絵とは
45度傾けた鏡に映した絵をレンズを通して覗いてみる風景画の一種で、それにより原画は絵や文字が左右反対に描かれているもの。
鈴木春信画。
眼鏡絵を覗く様子。
40歳
63歳
京都でなくなる。
それは線がないところ!
金刀比羅宮表書院障壁画のうち瀑布図
「付立て」(つけたて)技法といい、1本の筆の全体に淡墨(淡彩)、先端の部分に濃墨(濃彩)を含ませて、一筆で濃淡を表現する技法です。
金刀比羅宮表書院障壁画のうち竹林七賢図
円山応挙は病気の猪と眠っている猪を描き分ける写実力があったそうな。
常にスケッチ帳を持ち歩き、目についたものを描いていました。
弟子たちにもその大切さを説いていたそうです。
雪松図(国宝)三井記念美術館
応挙が写実に目覚めたのは日銭を稼ぐためにしていた眼鏡絵を描くうちに透視図法を学んだからです。
曾我蕭白は
「画を望むならば私に、絵図を求めるなら応挙に」
というないようのことばを残しています。
曾我蕭白は絵や文学や教訓などの教養が込められるものと思っていました。
それに対し応挙は写実を軸にし、非絵画的なものを排した純粋絵画を目指しました。
群鶴図(左隻)
群鶴図(右隻)
ロサンジェルス・カウンティ美術館
私は曾我蕭白の考えに近いかなあ。
今日はここまで
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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中目黒アート花見会Vol.4
「Sakura Pink」展
私の作品はMDP GALLERYの会場と中目黒駅から徒歩三分の場所にあるお食事処
和琉ダイニング あんのん
http://www.an-non-nakameguro.jp
の店内にて展示されています。
メイン会場:MDP GALLERY
住所→東京都目黒区青葉台1‐14-18
会期:2019年3月22日(金)-4月13日(土)
時間:11:00-19:00
※最終日は18:00まで
日・月・祝祭日休廊
「中目黒の桜まつり」の開催期間に併せ、今年で4回目の中目黒アート花見会「Sakura Pink」展が開催されます。
「花見をしながら、アートを楽しむ」をコンセプトに、桜をイメージした作品をMDPギャラリーを拠点に、中目黒エリアの飲食店などの協力店舗にも作品を展示する「お花見ART WALK!」も同時開催!
「桜、桃色、Pink」をテーマに、さまざまなアーティストによるイラストや油彩、日本画などの平面作品、立体作品など様々なアート作品を展示致します。
ご来場いただいた皆様に、桜とアートを楽しめる空間を提供いたします。
参考
知識ゼロからの日本絵画入門
幻冬舎出版
安河内眞美
画像引用