リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

長沢 芦雪はどんな人?

今日も生きてます。

 

Facebookの繋がりで長く連絡のとってなかった地元の人とつながるのは嬉しいです。

 

小学生の頃とか、中学生の頃とか…久しぶりに連絡してお母さんになった友達を知るとあれから年月が流れたんだねえと実感します。

 

昔から絵描くの好きでした。

 

10年後も20年後も絵を描いてたらいいなあ。

 

 

さて、今日は長沢 芦雪(ながさわろせつ)を紹介します。

 

以前奇想の系譜展の中でも紹介しました。

奇想の系譜展ーレポート②ー - リアル絵描き日記

 

 


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錦江山無量寺障壁画

和歌山県串本町、串本応挙芦雪館)

のうち『虎図』

 

⚫長沢 芦雪の一生

(1754年ー1799年)

 

1歳

船頭の子として生まれる。

その後淀藩の下級武士の養子になる。

(淀藩は現在の京都)

 

10代

円山応挙に弟子入りする。

 

円山応挙については↓

円山応挙ー京都の巨匠ー - リアル絵描き日記

 

弟子入りする前から相当な技量を持っていたそうです。

 

33歳

応挙と共に無量寺等に絵を描く。

 

現在、無量寺境内には応挙芦雪館が開設されているそうです。

 

46歳

大阪で謎の死をとげる。

 


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宮島八景図(1帖8図のうち) 重要文化財 文化庁保管

 

 

長沢 芦雪の逸話

 

円山応挙に3回破門されている

長沢 芦雪は奔放で快活な性格だったそうです。応挙からもらった手本を持参し、それに直しをお願いするなど、いたずらっ子のような側面がありした。しかし、3回のうち一回はこの理由で破門になりました。

 

魚印

長沢 芦雪の作品には「魚」の印が押されたものがあります。

なぜ魚なのか?

 

芦雪の修行時代、寒い冬の朝、行く道の途中の小川が凍り、魚がその中に閉じ込められ苦しげでした。

 

帰りにまた覗いてみると、氷がだいぶ溶け、魚は自由に泳ぎ回っていました。

 

次の日、芦雪が応挙にこのことを話すと、自分も修行時代は苦しかったが、そのうち次第に氷が溶けるように画の自由を得たのだと諭されました。

 

これを肝に銘じるため終生この印を使い続けたということです。

 

現存している「魚」印は、故意に割った形跡があり、おそらく画の自由を得た決意表明として芦雪自身が故意に割ったと考えられます。

 

謎の死

自殺とも毒殺とも言われます。

真相は闇の中。

 


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『紅葉狗子図』

1790年頃 絹本著色 

ウォルターズ美術館蔵

 

 


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月夜山水図

 

 

今日はここまで

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

参考・画像引用

知識ゼロからの日本絵画入門 

幻冬舎出版安河内眞美

長沢芦雪 - Wikipedia

 

 

明石恵Website

明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website

 

 

 

中目黒アート花見会Vol.4

「Sakura Pink」展


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私の作品はMDP GALLERYの会場と中目黒駅から徒歩三分の場所にあるお食事処

 

和琉ダイニング あんのん

http://www.an-non-nakameguro.jp

 

の店内にて展示されています。

 

 

 

 

メイン会場:MDP GALLERY

会場HP→http://mdpgallery.com/

住所→東京都目黒区青葉台1‐14-18

会期:2019年3月22日(金)-4月13日(土)

時間:11:00-19:00

※最終日は18:00まで

日・月・祝祭日休廊

 

「中目黒の桜まつり」の開催期間に併せ、今年で4回目の中目黒アート花見会「Sakura Pink」展が開催されます。

 


 

「花見をしながら、アートを楽しむ」をコンセプトに、桜をイメージした作品をMDPギャラリーを拠点に、中目黒エリアの飲食店などの協力店舗にも作品を展示する「お花見ART WALK!」も同時開催!

 

 


 

「桜、桃色、Pink」をテーマに、さまざまなアーティストによるイラストや油彩、日本画などの平面作品、立体作品など様々なアート作品を展示致します。

 

 

ご来場いただいた皆様に、桜とアートを楽しめる空間を提供いたします。