谷文晁
今日も生きてます。
すこし暖かくなったと思ったら寒いですね。
週末も冷えるようですね。
しかし桜が見られる期間は延びるみたいでそれは嬉しいです。
今日はイタリアの旅行先で知り合った方が中目黒の展示会場まで来てくださいました。
出会いっていろいろなところにあるのかもな。フレッシュな気持ちになりました。
さて、今日は谷文晁(たにぶんちょう)を紹介します。
谷文晁は文人画の画家です。
文人画とは?については下の記事をご覧くださいませ。↓
文人画ってなに?ーマルチアーティスト与謝蕪村ー - リアル絵描き日記
谷文晁 自画像
谷文晁は1763年に武士の子として生まれます。
狩野派、北宋画、琳派、円山派、四条派、朝鮮画、西洋画など、様々な表現を学びます。
26歳、釧雲泉より正式な南画の指南を受けます。
そして30歳で松平定信の認められ、制作の依頼を受けるようになります。
34歳のときは、全国の古い美術品の所在を調査した図録集:全85巻「集古十種」をつくるため、関西を旅します。
↑は谷文晁が描いた「熊野舟行図」という作品です。
これは関西を旅した記憶をもとに8年後に描いた絵です。
記録のために描かれたものですが、鮮やかな緑が美しくゆったりと風景を眺めるように鑑賞できます。
理想郷を描いた山水画とは異なり、実際の風景をもとに描いた風景画です。
谷文晁は1840年、78歳でなくなりました。
谷文晁像(最晩年)、遠坂文雍画
石山寺縁起絵巻 第6巻(部分)
石山寺縁起絵巻 第7巻(部分)
松平定信の元で働いた谷文晁は豊富な知識を生かして様々な仕事をしました。
弟子もたくさん育てたそうですが、弟子が勝手に自分が描いた作品に文晁印を押して売っても問題にしなかったそうです。
いい人ですね。
そして文晁は羽振りがよく、長者番付けによくのっていたそうです。う、羨ましい…。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考「知識ゼロからの日本絵画入門」幻冬舎出版、安河内眞美著
画像引用→谷文晁 - Wikipedia
明石恵Website
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website
目黒川のお花見の際は是非MDPギャラリーへお越しくださいませ。
中目黒アート花見会Vol.4
「Sakura Pink」展
メイン会場:MDP GALLERY
住所→東京都目黒区青葉台1‐14-18
会期:2019年3月22日(金)-4月13日(土)
時間:11:00-19:00
※最終日は18:00まで
日・月・祝祭日休廊
「中目黒の桜まつり」の開催期間に併せ、今年で4回目の中目黒アート花見会「Sakura Pink」展が開催されます。
「花見をしながら、アートを楽しむ」をコンセプトに、桜をイメージした作品をMDPギャラリーを拠点に、中目黒エリアの飲食店などの協力店舗にも作品を展示する「お花見ART WALK!」も同時開催!
「桜、桃色、Pink」をテーマに、さまざまなアーティストによるイラストや油彩、日本画などの平面作品、立体作品など様々なアート作品を展示致します。
ご来場いただいた皆様に、桜とアートを楽しめる空間を提供いたします。