モネ
今日も生きてます。
横浜美術館で開催中のモネそれからの百年の展示を見てきました。
美術館の前には睡蓮がありました。
粋ですね。
会場は来場者で賑わっていました。
中には夏休みの課題かわかりませんが、色々とメモを取りながら鑑賞している小中高生もいました。
百号以上の大きさの抽象画の前で「難しいな…」と呟きながら何かメモメモしていてほほえましかったです。
正直モネの作品は距離をもって鑑賞したいところでしたが、それが叶う会場のようすではなかったので流されるままに見ました。
個人的にはモネ以外の作家で見れてよかったな~と思ったのが丸山直文や松本陽子の作品が見られたこと。
画集や技法書で見たことがあったのですが、本物は見たことなかったので嬉しかったな~。
厚塗りよりも絵の具がじゅわっと染み出してる抽象画が好みなのかもしれません。
リヒターやマークロスコの作品もあって抽象画の有名な人間の絵がたくさん見れました。
キャプションにモネとの関連性を述べる文がありましたが、正直当てつけ感が否めないものもありました。
モネの作品自体は20点程度で他は関連性のある作品とオマージュ作品でした。
この展覧会のために描かせたであろうと思われる現代作家の作品も興味深かったです。個人的には鈴木理策さんの睡蓮の写真が綺麗でした。
リヒテンシュタインがモネの睡蓮のオマージュを作っていて、こんなんもつくってたんかーと驚きでした。
そして所蔵品展のなかに森村泰昌さんの作品が展示されていました。
中学の頃に森村さんの自伝「芸術家Mのできるまで」を読んでから素敵だな~と思いつつ実際の作品は見たことなかったので感動でした。
写真なのでもっとてろっとした質感なのかなと思いきや、キャンバスに印刷されてるのかマットで絵よりの質感でした。
内容も面白かった。
芸術家Mのできるまでは純粋にエッセイとして楽しめるものなのでおすすめです。
森村さん好きになります。
モネの展覧会って今まで死ぬほど開催されてきたであろうし、正直見たことある人たくさんいると思います。
今回の展覧会はモネの新しい側面を発見してもらおうとするコンセプトで学芸員が企画したのかなと思いますが、成功していたのでは?
有名な作家の方々が出品してることもあり、一人ぐらいは自分の好きな作家の作品があると思います。外れ感なくていいですね。
横浜美術館は芸大の試験落ちたときに一人で松井冬子の個展見に行った以来です。
松井冬子も芸大何回もチャレンジした末入学していて勇気をもらいました。(結局私は造形卒になりましたが。)
そして遊園地や商業施設がはびこる横浜を歩き(独り)都会の子はこういうとこで遊んで育つのかとカルチャーショックを受けてました。
秋田はイトーヨーカドーしかないぞ。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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