正義の擬人像
今日も生きています。
寒いですね。
気温が低い日は心を熱くして乗りきろうと思い宇宙戦艦ヤマトとワンピースの歌を朝から聴いていました。
アニメソングって熱い歌が多くていいですよね。たまに聴いて自分を励まします。
ですが本編はみてないので好きなキャラクターとかは聞かないでください。すみません…
さて、昨日ブログで池上英洋先生の著書西洋美術史入門に書かれていた美術史の学問としての役割を紹介しました。
昔は人間の識字率が低かったため、絵画は今よりもものを伝える役割がおおきかったそうです。
なので絵の中ではいろいろなモチーフを使って
言葉や意味を表現しています。
本のなかで紹介されていたのは「正義」の擬人像です。
15世紀のイタリアの版画ですが、当時の人々はこの絵を見て正義を表現しているとなぜ分かったのか…それはこの女性が身に付けているものやモチーフに理由があるようです。
まず女性が持っている剣は強さの象徴で、意思の強さも表します。
そして鶴は注意深い生き物として捉えられていたそうです。
次に女性が持っている天秤は重さをはかるもので、左右のバランスをとって重量を計測します。
どちらかが正しいのかと決断を下すときは慎重に両者の言い分を比較して判断し、感情に左右されないものであるべきです。
そういうことからこの女性像は全体で正義を表現しています。人の姿で抽象的な概念を表すものを擬人像といいます。
西洋絵画って絵の中のモチーフにいろんな意味付けしてあることが多いです。そういうものもあるのだなあと思うと見方変わります。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。