リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

毘沙門天ー北山たもんー

今日も生きてます。

 

何故か夜中の2時頃目が覚め、かえるとスズムシ(おそらく)の歌を聴いてます。

夜中は涼しくて気持ちが良いです。

心が安らかになります。

夏も終わりつつあり、さみしいような気もします…。

 

涼しいというよりも寒い気がしてきたので毛布を被ります。

 

 

 

さて、七福神をみてきました。

七福神巡りの由来ー七福神スイーツ巡りー - リアル絵描き日記

恵比寿さまってどんな神様? - リアル絵描き日記

大黒天を知る - リアル絵描き日記

 

 

今日はの神様は…


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長沢芦雪七福神図」

 

このお方です。
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この絵のなかだと…


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歌川国貞・溪斎英泉・歌川国芳合作「宝船」

 

このお方です。

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名前は毘沙門天です。

 

 

この鎧兜の姿からもわかるように、戦いの神様で、勝利や福徳増進のご利益があります。

 

 

 

毘沙門天の由来となった神様

 

 

昨日の大黒天と同じく、インドの神話から仏教に取り入れられ、日本の中の七福神となります。

 

 

 

 


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↑杯を持つクベーラ像 砂岩製 10世紀 北インドサンアントニオ美術館)

 

インド神話のヴァイシュラヴァナ

ヒンドゥー教のクベーラ

(財宝の神様)

 

仏教に取り入れられます。

 

中国にて仏教の毘沙門天


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多聞天像(東大寺金堂)

 

※「毘沙門天」は、インド神話の「ヴァイシュラヴァナ」に漢字をあてたものです。

 

「ヴァイシュラヴァナ」というのは名前自体には「よく聞くもの」という意味があり、そこから毘沙門天の別名多聞天(たもんてん)ともいわれました。

 

毘沙門天は天部(仏教において天界に住む者の総称)で仏法や仏教徒を守護しています。

 

仏教には、仏と仏法を守護する四天王という神様がいます。

 

この中の一人が毘沙門天です!

 

四天王の中でも強いといわれる最強の神様です。中国では戦いの神様という面が強調され、鎧をまとうようになりました。人々の福徳神という性格も持ちます。

 

 

日本へ伝わる

 

日本の仏教の中の毘沙門天

 

毘沙門信仰の発祥は平安時代鞍馬寺といわれています。鑑真の弟子である鑑禎が770年に毘沙門天を祀ったのがはじまりです。

 

その後、現世利益を授けてくれる福の神として毘沙門天は恵比寿・大黒天にならぶ人気を誇るようになります。

 

七福神として宝船に乗るようになったの室町時代末期。

 

江戸時代以降は特に勝負事に利益ありとして崇められます。

 

 

毘沙門天を信仰した偉人たち

 

日本史の中の様々な偉人たちが毘沙門天を信仰しています。

 

上杉謙信

武田信玄
筒井順昭
松永久秀
豊臣秀吉
豊臣秀頼
徳川家康

 

 

そして最も古いのは聖徳太子かもしれません。

聖徳太子毘沙門天を含む四天王を祀る寺院を建立しました。

 

 

毘沙門天のイメージ


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毘沙門天が持っている、あの長い持ち物ってなに?というと、宝棒といって仏敵を打ち据える護法の棍棒です。

 

そしてもう片方に持っているのは宝塔という仏教の塔です。この宝塔は仏教の尊い教えと、それらを納めた経典を納めていると言われます。

 

 

 

 

 

はっぴぃセブンというライトノベルの小説を(中学の頃かな?)を買い揃えていて、その内容は七福神の力を借りて悪を退治する七人の女子高生と秘めたる力を持つ男子高校生の日常といったものです。

 

今ふりかえるとそこまで買うほど好きでもなかった気もするのですが、何故か買いそろえていました。(いつ捨てたかは覚えていませんが、今手元にはない。実家にありますか?)

 

ハーレム的な感じでラブコメが進んでいきつつ、敵も倒していくのですが、女の子たちが福の神の力を借りるときにセーラームーン(またはプリキュア)のような感じで変身するんですよね。そして変身するだけではなく、性格も変わります。

 

個人的に好きだったのが今日取り上げた毘沙門天の力をかりて戦っていた北山たもんというキャラクター。

 

ギャルっぽい容姿にも関わらず実は弱気で泣き虫。でも怒ると福の神の力が暴走してしまう。なおかつ悪の力と戦うときに変身すると毘沙門天のように鎧姿(その鎧は何故か中世ヨーロッパ風)になり、性格はクール…。

 

ギャップをこれでもかというくらい詰め込んだキャラクターでしたが、変身したあとがカッコ良くて好きでした。

 

プリキュアも変身したあと一人くらい鎧姿にしたらいいんじゃないかなあ。かっこいい。

 

七福神をもとにした創作物も色々あるのかもしれませんね。

 

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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大黒天を知る

今日も生きてます。

 

引き続き、七福神についてみていきます。

前回は恵比寿さまの由来(蛭子命大国主命)などを見てきました。

恵比寿さまってどんな神様? - リアル絵描き日記

 

恵比寿さまの由来のひとつである蛭子命(ひるこのみこと)。

 

子供の頃、船にのせられ海に捨てられた蛭子命がいつの間にか民衆に祀られ、今は福の神として宝船に乗っているというドラマチックな展開に全米が泣いたということは記憶に新しいことと思います。

 

 

 

 


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↑は歌川国貞・溪斎英泉・歌川国芳合作「宝船」

富士山や初日の出、鶴に福の神が乗った宝船…縁起の良いものてんこ盛りの浮世絵です。

 

 

江戸時代には一月二日の夜に枕の下に宝船の絵を敷いて眠ると良い夢を見られるという風習がありました。

 

 

この中で今日みる大黒天はこの人。


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前回の恵比寿さまともゆかりある福の神です。

 

七福神は様々な神様が由来となっています。

 

 

大黒天の由来とされる神様は

 

大国主命(おおくにぬしのみこと)

シヴァ神

 

です。

 

 



 

大国主命(おおくにぬしのみこと)とは誰?


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大国主命日本神話の神様です。

 

古事記」や「日本書紀」の中のたくさんのエピソードに大国主命が登場します。

 

有名どころを紹介します。

 

 

因幡の白兎」


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↑白兎海岸側の大国主と白兎の像。


 

大国主命にはたくさんのお兄さん兄弟がいました。彼らをまとめて八十神(やそがみ)と称します。

 

八十神は弟である大国主命を嫌っていました。

 

ある日八十神と大国主命ヤガミヒメへ求婚しに旅に出かけます。

 

すると一行は皮を剥がれたかわいそうなウサギに出会います。

 

八十神はウサギに、海水を浴びて山の頂で、強い風と日光にあたって横になっていればよくなるといいます。

(八十神鬼畜ですね…)

 

 

その通りにしたウサギは更に痛みに苦しんで泣いていました。

 

荷物持ちとして最後に歩いていた大国主命がウサギになぜ泣いているかと聞きます。

 

ウサギが理由を話します。

 

隠岐の島からこの地に渡るために、仲間がどれだけ多いか競争しようとワニザメに持ちかけました。

 

そして海にならぶワニザメの数を数える振りをしてその上を渡りました。

 

最後の一匹の上を渡るときに、『お前たちは欺されたのさ』と言いました。

 

するとワニザメはたちまち私を捕えてすっかり毛を剥いでしまいました。

 

イタがっていたところに八十神たちのアドバイスで更に傷がひどくなってしまったのです。

 

 

 

それ聞いた大国主命は、とりあえず早く水で体を洗って、がまの穂の花粉をつければ良くなるよ。と教えました。

 

その通りにし、ウサギはよくなりました。


そのウサギは八十神はヤガミヒメにふられます。と大国主命に言います。

 

その後その通りにヤガミヒメは八十神の求婚を断り、大国主命に「あなたのものになりたいわ」と言いました。

 

 

その後八十神に逆恨みされた大国主命は何度か暗殺されますが、その度に生き返り、いろいろな困難を乗り越えていきます。

 

優しい力持ちというイメージですね。

 

 

 

シヴァ神とは誰?


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チベット密教における憤怒相の大黒天

 

シヴァ神は、ヒンドゥー教の神様です。大黒天として七福神の一人になるまでにはどういった道筋があったのでしょうか。

 

 

ヒンドゥー教シヴァ神(別名マハーカーラー)

(破壊や再生を司る神様、ガネーシャの父親)

取り込まれる

インド密教のマラーカーラー

(青黒い身体に憤怒相をした護法善神)

 

チベット仏教のマハーカーラー

(ヒンドゥー教を降伏させ仏教を勝利させる護法尊、財の神、福の神)

 

取り込まれる

 

日本密教の大黒天

(軍神・戦闘神、富貴爵禄の神)

 

※大黒天という名前は、

「マハー」=大

「カーラ」=黒

を意味するので大黒天。

 

 

日本では、最澄比叡山延暦寺の台所の守護神として祀ったのが始まりといわれています。

 

 

大黒の「だいこく」が大国に似ているため、大国主命と混同され、習合されます。

 

最初は破壊と豊穣の神として信仰されていましたが、後には豊穣の神様としての面が残りました。

 

そして七福神の一柱の大黒様として知られる食物・財福を司る神となります。

 

 

 


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神田明神の大黒天像

 

ちなみに恵比寿さまの由来のひとつである大国主命は、大黒天の由来の大国主命の息子です。

 

なので恵比寿と大黒天二人で一組で信仰されることもあります。

 

 

⚫大黒天のイメージ

 

七福神の大黒天の一般的なイメージは大きな袋・打出の小槌を持ち、頭巾をかぶっている姿です。

 


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日本銀行兌換銀券一円券

(旧一円券)

 

 

 

 

 

 

 

正直大黒天という名前は聞いたことがあるもののなんの神様かは知らなかったのでスッキリしました。

 

最澄比叡山延暦寺の台所の守護神として祀ったというのは面白いですね。

 

個人的には台所に守護神の必要性を感じたことがないので、昔は火事などの恐れがあったのか…またはインドに由来があるのか…どーなのかしら。

 

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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恵比寿さまってどんな神様?

今日も生きてます。

 

昨日は七福神巡りについてでした。

七福神巡りの由来ー七福神スイーツ巡りー - リアル絵描き日記

 

最終的には七福神スイーツになってしまいました。

皆さんは「俺の七福神」発見しましたか?

(俺の◯◯ブームも落ち着きましたね)


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長沢芦雪七福神図」

 

 

今日は七福神は一体どんな神様なのかについてみていきます。

 


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恵比寿様

 

実は七福神唯一日本由来の神様。

 

もととなった神様が誰か問題は諸説あり、

 

蛭子命説(ひるこのみこと)

事代主神説(ことしろのぬしのみこ)

 

などがあります。

 

 

 

蛭子命(ひるこのみこと)

蛭子命(ひるこのみこと)は「古事記」や「日本書紀」の中で、まさしく日本の産み親(神様)であるイザナギイザナミとの間に生まれ神様と記されています。

 

古事記の中では「この子あんまり良くないなー」、日本書紀の中では「3歳になっても足が立たないなんて…(発育)」という理由で両親に海に船にのせて捨てられてしまいます。

 

悲劇の塊です。ネグレクト…

 

捨てられた彼は、日本に漂着した浜で人々に祀られます。

そして時が経ち、舟で海に捨てられた彼が今は福の神として宝船に乗っています!!

 

なんだか目頭が熱くなってきたヨ…

 

福の神となって戻ってきてくれてありがとう。

 

もし私が蛭子命だったら祟り神として日本を祟ってしまいます。

 

 

 

事代主神(ことしろのぬしのみこと)

事代主神のお父さんは豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)(=日本神話世界の中で地上世界を指す)の国作りをした有名人大国主神(おおくにぬしのかみ)」です。

 

お父さんは国作りをしたこともあり、神話の中にたくさん登場します。

そこの中に息子である事代主神もでてくる話があるんです。

 

それは大切に作り上げてきた豊葦原中国を譲ってくれといわれる「国譲り神話」です。

 

大切にしてきた国を譲れと言われて渋る大国主神。しかも言ってきたのは超偉い神様、天照大神

 

「息子に聞いてみないとなあ~」

と、行く末を息子に託します。

 

天照大神の命を受けた神様は、息子の事代主神の元へ行きます。

 

そこには釣りをしている事代主神が…

 

そう、釣りです!

 

今の恵比寿様のイメージは、事代主神の姿から来ています。

 

本題からそれましたが、事代主神はその後国譲りを承諾します。

 

 

 

⚫恵比寿さまのご利益

恵比寿さまのご利益はいろいろありますが、代表的なところは

 

・商売繁盛

・漁業の神様

 

です。

 

 

⚫恵比寿さまのイメージ

 

恵比寿さまはどのように表現されているか?

この格好でこれを持っていたら恵比寿さまという目印は↓です。

 

・狩衣姿


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『装束着用之図』(国立国会図書館蔵)より

、「狩衣」の図。

 

・釣竿

・鯛

・風折鳥帽子

 

 

 

 

 

 

 

蛭子命の生涯を知ると、恵比寿様を見るたびに目頭が熱くなってしまいますね。

 

あと、個人的には恵比寿というと恵比須駅にあるパンケーキ屋さんを思い出します。

また行きたい。

昨日の七福神スイーツ巡り恵比寿をパンケーキにした方がよかっただろうか…

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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七福神巡りの由来ー七福神スイーツ巡りー

今日も生きてます。


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歌川国芳(1798–1861)の浮世絵の七福神

 

小川糸さんの小説「ツバキ文具店」の中で、主人公が鎌倉で七福神巡りをする場面があります。

 

そこで世の中に七福神巡りというものがあると初めて知った私ですが、よく注意してみると七福神巡りの看板をいろいろなところで目にします。

 

 

七福神巡りは日本全国であるのですね!

 

 

私は短気なせいか、七福神皆様一緒に奉っておけばよろしいじゃないと思ってしまいましたが、そういうものではないのですね。

 

ちなみに「七福神巡り」というのは江戸時代に始まったもので、七福神を祀っている寺社を巡り、参拝するものです。

 

 

 

正月の松の内に巡拝し、福の神のご加護を受け、一年の福徳を願うようになったものが今の七福神巡りの由来です。

 

 

 

仁王般若経(にんのうはんにゃきょう)」というお経の中に、「七難即滅、七福即生」という文句があります。

 

 

 

七難というのは

太陽、星の異変、火災、水害、風害、旱害(かんがい)、盗難

 

 

七副即生というのは、

寿命、有福、人望、清簾、威光、愛敬、大量

 

 

 

「七難即滅、七福即生」というのは、七つの大難はたちどころに消滅し、七つの福が生まれるということを意味します。

 

 

この言葉から七福神が生まれました。

 

寿老人の寿命

福禄寿の人望

恵比寿の正直

布袋の大量(度量の大きさ)

毘沙門天の威光

大黒天の財富

弁財天の愛敬

 

七福神巡りをすることで難を滅ぼし福を呼び込もうとしているのですね。

 

 

場所によってはスタンプラリーのように参拝した証拠を御朱印帳や色紙に書いてくれるところもあるそうです。

 

東京で七福神巡りができるところは20を超えるようです。

 

まあ、人口が多いので神様も役割分担しないと手が回らないのでしょう。

 

秋田でも七福神巡り出来るところがあるみたいです。車がないとたぶん厳しいかなあ。

 

 

 

私の場合、七福神巡りよりも、巡っている合間休憩で訪れるであろう甘味処の団子に興味が湧いてしまいます。

 

 

 

七福神団子(?)巡りや、七福神スイーツ(?)巡りがあったらぜひ参拝したい。

 

 

 

 

 

明石考案、七福神スイーツ巡り

 

 

 

 

布袋→いちご大福

(丸い外見が大福っぽいぞ!)

 

福禄寿→団子

(長寿を司る神様なので、昔からあるからある団子!)

 

寿老人→ぬれせんべい

(こちらも長寿を司る神様。そろそろしょっぱいものが食べたいのでおせんべい!)

 

毘沙門天→カツ丼

(戦いの神様なので、まさかの丼ものです!)

 

弁財天→フルーツパフェ

(美の神様なので、きらびやかなフルーツパフェのイメージ!)

 

大黒天→金萬

(財宝や食物の神様。打出の小槌を持ってるので、金の名を持つあの銘菓しかない!)

 

恵比寿→ビール

(安直に恵比寿ビール!)

 

 

 

 

 

最終的に飲んでます!爆

 

午前スタートでお昼ごはん(カツ丼)を挟みつつ、ラストには金萬の味で故郷を思い出しつつビールを飲む工程です。

 

胃もたれるなあ。

あ、パンケーキが入ってないなあ。

 

意外に自分なり七福神を考えるの楽しいですね。

 

よろしかったら皆さんも考えてみてください。

 

 

 

話がそれましたが、明日からは七福神とはどんな神様なのかというところをみていきたいと思います。

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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宝石美術館

今日も生きてます。

 

前回河口湖のオルゴールの森美術館のオートマタの話をしましたが、山梨県の宝石美術館の宝石の原石にも感動しました。

 


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もともとアクセサリーにあまり興味は無いものの、宝石の原石にはロマンを感じます。

 

ゲーム下手な私が唯一クリアできたゲームに「聖剣伝説ーレジェンド オブ マナー」があります。

 

その中のお話のひとつ、宝石都市が舞台でいろいろな宝石のキャラクターが活躍するものが大好きでした。

 

宝石美術館には本当に大きな水晶もあり、ゲームの世界だ…!!!と大感動でした。

 


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原石もたくさんありましたが、加工されていく過程や、宝飾品としてのものも展示されていました。

 

そんなに展示場所自体は広くないものの、展示しているものが小さいことと、配列がうまいことで、見ごたえある量でした。

 


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宝石を加工するおじ様たちのミニチュアもあり、可愛かったです。

 


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ジブリ耳をすませば」に出てくる宝石の国や、ラピュタの石が光る場面にときめきを感じる人は楽しめる空間です。

 

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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魅惑のオートマタ

今日も生きてます。

 

日が空いてしまいましたが、元気です。

 

先日河口湖へ行ってきました。

 

そこで河口湖オルゴールの森美術館でみたオートマタに感動しています。

 


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オルゴールの森美術館は、メルヘンの塊のようなロマンティックな世界観です。

 

 

 

 

 

部屋全体で演奏するダンスオルガンは圧巻です。とても大きな音で驚きでした。


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古くて大きなオルゴールもたくさんありました。(タンスサイズ)

 

最初は貴族が家でも音楽を楽しみたいという需要から生まれたそうです。

 


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手回しオルゴールが個人的に好きでした。

 


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オルゴールとオペラの共演や、タップダンスとの共演、砂を使って物語を表現していくサンドアートなど、様々なイベントが一日を通して開催されています。

 

 

ドレス(?)の貸し出しもされているようで、美しい姫姿の来場者がが歩き回ってました。

 

女性は衣装着用してますが、男性は着用しない人が多いんでしょうか?

王子は見当たらなかったなあ。

 

 

館内はショップやフォトスポットがたくさんあり、遊ぶにはとても良いところでした。

 

 

 

そして個人的に一番興味を引いたのがオートマタでした。

 

 

オートマタとは…


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オートマタ(英: Automata [ɔːˈtɑmətə] 複数形)、オートマトン(Automaton [ɔːˈtɑməˌtɑn] 単数形)は、主に12世紀から19世紀にかけてヨーロッパ等で作られた機械人形ないしは自動人形のこと。

 



これもオルゴールと同じように貴族が集めていたものだそうです。

 


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これらはゼンマイなどで動きます。

 

実際に何体か動くところを見せていただきましたが、これに電気の力が使われてないことに驚きでした。

 

ワインを飲むオートマタ

(持っているワインボトルから液体が出てくる&それを飲むと顔の表情が変わる)

 

椅子を持ち上げるオートマタ

 

シャボン玉を吹くオートマタ

 

等々…実際動いているものをみると驚きます。

 

個人的には鳥に歌を教えてあげる女の子のオートマタが可愛らしくて好きでした。

 

 

 

 

 

伊豆高原にオートマタ博物館があるらしい…

そそられるぜ。

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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手長足長族ー神様なのか悪者なのかー

今日も生きてます。

 


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左側の人(?)は足が長い

右側の人(?)は腕が長い

 

この絵は河鍋暁斎の『手長足長図』です。

 

このように腕や足がなが~い人たちは「手長足長」と呼ばれ、絵がたくさん残されています。



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歌川国芳「浅草奥山生人形」

 

手長足長は、中国最古の地理書と言われる『山海経』(せんがいきょう)に、長臂国・長股国に暮らす住人として記されています。
 


地理書に載ってたということはということは、本当に存在していたのか?!

 

と驚きますが、『山海経』の内容は、実在の動植物や空想の生物、神仙などが記されているものです。そこに古い時代の中国各地の神話が伝えられていると考えられています。

 

日本で手長足長が描かれたもの最古のものとしては、平安時代の清涼殿の「荒海障子」に描かれたものがあり、荒海を中央に挟んで手長足長が描かれています。

 

宮中では手長足長は長寿の神仙として扱われ、天皇の長寿を願って描かれました。

 

 

 


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和漢三才図会の長脚(右)と長臂(左)↑

 


江戸時代には、百科事典「和漢三才図絵」に長臂、長脚として紹介されています。

 

 


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歌川国芳「小林朝比奈諸国廻りの図」

 

 

 

ちなみに手長足長は東日本では伝説・昔話に登場します。
 

私の故郷・秋田でも伝説として伝えられているものを紹介します。

 

 

秋田では鳥海山に棲んでいたとされ、山から山に届くほど長い手足を持ち、旅人をさらって食べたり、日本海を行く船を襲うなどの悪事を働いていた。鳥海山の神である大物忌神はこれを見かね、霊鳥である三本足の鴉を遣わせ、手長足長が現れるときには「有や」現れないときには「無や」と鳴かせて人々に知らせるようにした。山のふもとの三崎峠が「有耶無耶の関」と呼ばれるのはこれが由来とされる。

 

それでも手長足長の悪行は続いたため、後にこの地を訪れた慈覚大師が吹浦(現・山形県 鳥海山大物忌神社)で百日間祈りを捧げた末、鳥海山は吹き飛んで手長足長が消え去ったという。

 

(手長足長 - Wikipedia)より引用


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秋田にも昔手長足長がいたのは知らなかった…!!

 

巨人としての手長足長ではなく、神として、不老長寿の神仙としての手長足長もいます。

 

長野の上諏訪町(現・諏訪市)では、手長足長は諏訪明神の家来とされており、手長と足長の夫婦の神であるといわれ、手長足長を祀る手長神社、足長神社が存在します。

 

ところによって扱いがまったく違う…

いや、手長足長にもさまざまな人(?)がいるんですね。

 

足短手短はいないのがふしぎだ。

 

 

 

ちなみに水木しげるロードにも手長足長いるそうです。


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今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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