リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

恵比寿さまってどんな神様?

今日も生きてます。

 

昨日は七福神巡りについてでした。

七福神巡りの由来ー七福神スイーツ巡りー - リアル絵描き日記

 

最終的には七福神スイーツになってしまいました。

皆さんは「俺の七福神」発見しましたか?

(俺の◯◯ブームも落ち着きましたね)


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長沢芦雪七福神図」

 

 

今日は七福神は一体どんな神様なのかについてみていきます。

 


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恵比寿様

 

実は七福神唯一日本由来の神様。

 

もととなった神様が誰か問題は諸説あり、

 

蛭子命説(ひるこのみこと)

事代主神説(ことしろのぬしのみこ)

 

などがあります。

 

 

 

蛭子命(ひるこのみこと)

蛭子命(ひるこのみこと)は「古事記」や「日本書紀」の中で、まさしく日本の産み親(神様)であるイザナギイザナミとの間に生まれ神様と記されています。

 

古事記の中では「この子あんまり良くないなー」、日本書紀の中では「3歳になっても足が立たないなんて…(発育)」という理由で両親に海に船にのせて捨てられてしまいます。

 

悲劇の塊です。ネグレクト…

 

捨てられた彼は、日本に漂着した浜で人々に祀られます。

そして時が経ち、舟で海に捨てられた彼が今は福の神として宝船に乗っています!!

 

なんだか目頭が熱くなってきたヨ…

 

福の神となって戻ってきてくれてありがとう。

 

もし私が蛭子命だったら祟り神として日本を祟ってしまいます。

 

 

 

事代主神(ことしろのぬしのみこと)

事代主神のお父さんは豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)(=日本神話世界の中で地上世界を指す)の国作りをした有名人大国主神(おおくにぬしのかみ)」です。

 

お父さんは国作りをしたこともあり、神話の中にたくさん登場します。

そこの中に息子である事代主神もでてくる話があるんです。

 

それは大切に作り上げてきた豊葦原中国を譲ってくれといわれる「国譲り神話」です。

 

大切にしてきた国を譲れと言われて渋る大国主神。しかも言ってきたのは超偉い神様、天照大神

 

「息子に聞いてみないとなあ~」

と、行く末を息子に託します。

 

天照大神の命を受けた神様は、息子の事代主神の元へ行きます。

 

そこには釣りをしている事代主神が…

 

そう、釣りです!

 

今の恵比寿様のイメージは、事代主神の姿から来ています。

 

本題からそれましたが、事代主神はその後国譲りを承諾します。

 

 

 

⚫恵比寿さまのご利益

恵比寿さまのご利益はいろいろありますが、代表的なところは

 

・商売繁盛

・漁業の神様

 

です。

 

 

⚫恵比寿さまのイメージ

 

恵比寿さまはどのように表現されているか?

この格好でこれを持っていたら恵比寿さまという目印は↓です。

 

・狩衣姿


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『装束着用之図』(国立国会図書館蔵)より

、「狩衣」の図。

 

・釣竿

・鯛

・風折鳥帽子

 

 

 

 

 

 

 

蛭子命の生涯を知ると、恵比寿様を見るたびに目頭が熱くなってしまいますね。

 

あと、個人的には恵比寿というと恵比須駅にあるパンケーキ屋さんを思い出します。

また行きたい。

昨日の七福神スイーツ巡り恵比寿をパンケーキにした方がよかっただろうか…

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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