浄瑠璃の世界
今日も生きてます。
日が空いてしまいました。
ですが元気です!
↑は人形浄瑠璃の模様を描いた錦絵です。
人形浄瑠璃の人形は一体につき三人の人間が頭や足をそれぞれ担当して動かしています。
人形より背後の人間の存在感の方が大きくなってしまうのでは?
と思いきや、3人が一体の人形を動かすことによって、生きているかのような人形の細かな表現ができるのです。
ということで、浮世絵には様々な画題がありますが、中には浄瑠璃の演目が描かれているものもあります。
今日は浄瑠璃とは何かや、画題になっている有名な演目とは?というところを見ていきたいと思います。
⚫浄瑠璃とは…
三味線の伴奏で物語を語るものを浄瑠璃と呼びます。
物語を語る人のことを太夫(たゆう)と呼びます。
江戸時代になると浄瑠璃は流行り、そこから人形浄瑠璃や歌舞伎が生まれました。
↑Wikipediaより。
↑Wikipediaより。
安政年間の市村座
2代目歌川豊国 画『踊形容江戸繪榮』大判錦絵三枚続物。
そして三味線なしで語るものを素浄瑠璃と呼んでいたらしいのですが、人形浄瑠璃や歌舞伎が一般的になったためか、いつからか素浄瑠璃という言葉は、三味線と太夫だけで語るもののことを指すようになりました。
⚫浄瑠璃の名前の由来
そもそもなぜ浄瑠璃と言う名前なのか?というと、「浄瑠璃物語」という演目が元となっています。
ざっくりあらすじを説明↓
近くに住んでいた浄瑠璃姫の琴の音色で二人は出会い、愛が芽生える。
しかし義経は間もなく旅立たねばならず、姫に形見として名笛「薄墨」を授け、矢作の里を後にした。
姫は願っても成就することのない恋に耐えきれず、悲しみのあまり川に身を投じて死んでしまう。
すごく流行った物語らしいのですが、こうやって簡単にしてしまうとつまらないですね。
というか浄瑠璃姫死なないで。
ともかく、浄瑠璃という名前はこの物語からきています。
ちなみにこの浄瑠璃姫の物語を、江戸時代の絵師・岩佐又兵衛が、70メートルを越える絵巻物にして表現しています。
浄瑠璃の世界を知らなかったので、日本の芸能の形式ってたくさんあるのだなあと調べつつ苦戦しております。
ということで、明日は浮世絵になった浄瑠璃の世界を見ながらお話のあらすじをざっくり解説できたらと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。