菊慈童
今日も生きてます。
気が緩んで伸びきったヘアゴムのような緊張感で一日を過ごしました。
さて、今日も「マンガでわかる日本絵画のテーマ」(誠光堂新光社 監修矢島 新)を読んでます。
今日の一枚↑
菱田春草の「菊慈童」です。
菱田春草については以前取り上げました。
今日は何が描かれているのかについてみていきます。
まず風景の中にぽつんといるひと。
彼は題名にもあるように「菊慈童」です。
もとは周(紀元前976~紀元前922の中国)の王に仕える子供でした。
美しい容貌で、王から寵愛されていたそうですが、王の枕を跨いだ罪で山奥に流されてしまいます。
王は慈童に経典の言葉を二句書いた枕を渡しました。
慈童は山奥の中でありがたく菊の葉にその句を書き写します。
その葉にかかる水は霊薬になり、それを飲んで暮らした慈童は仙人になりました。
不老不死の存在になったので、子供の姿のまま700歳まで生きていたそうです。
ちょっとしたきっかけで流刑されてしまいましたが、仙人になり大逆転ですね。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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