あやしい島成園
今日も生きてます。
ホームページを工事中です。
今までほったらかしにしていたので丁寧に編集していきたいです。
さて、今日もあやしい美人画を読んでいます。
今日は島成園(しませいえん)の作品を見ていきます。
↑Wikipediaより拝借させていただきました。
いい写真ですね。
島 成園(1892年 - 1970年)
大阪府生まれで、父と兄も絵を生業としていました。
幼少時は母の実家である遊郭街のなかにある茶屋で過ごしていたようです。
後に展覧会へ出品するようになり、画壇へデビューします。
京都の上村松園、東京の池田蕉園とともに「三都三園」と呼ばれました。
無題
おんな
島成園の作品は好きですね。
痣のある作品、とてもインパクトありますね。
清楚で可憐な女性像が多い(今も同じ)中、顔に痣があるだけでこんなにドキッとするのか。
制作途中の絵の前に座る女性は島成園の自画像です。
家庭内暴力とすぐ勘ぐってしまいましたが、実際にはこの痣はなかったそうです。
世を呪う気持ちを描いたと語っています。
現代アートとかだと自分とは何かみたいなものを掘り進めて作品にしている作家や、経験を作品にしている人もいると思いますが、島成園が生きた時代の画壇にはそういう価値観なかったのではないでしょうか。
この作品発表当時物議を醸しました。
下の作品「おんな」も、裸体画に批判的な風潮であったため、落選してしまったそうです。
日本画特有の黒髪を執拗に何本も描いていて異様な雰囲気演出されている感じがいいですね。好きです。
顔つきがただならんですね。
もともとの下絵から父親の助言をうけて当初より性的な表現は控えたそうです。
元の下絵が気になりますね。
もちろんこういう怨念系の作品だけでなく、可憐な作品も残されています。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。