顔料の種類について
明石恵絵画展
【会期】8月23日ー29日
【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー
個展があります。
DMなど制作中です…。
全日在廊する予定です。お楽しみに(^^)
//////////////////////
今日も生きてます。
お父さん
今気がついたのですが、18日父の日だったんじゃ…
記念日系を確実に過ぎてから気づいてしまう癖どうにかせねば…
過ぎてしまいましたが、お父さん今まで育ててくれてありがとうございます。
私はお父さんに一度もぶたれたことも一度も怒られたこともないのにこんなにいい人間に育ったことを感謝しています。
いろいろ心配ばかりかけていてすみません。
すぐ死ぬとか言わずにもう少し心配していてください。
あや
さて、今日も元気に顔料です。
なぜ顔料が大事かというと、どんな顔料を使うかでその作品が描かれたままの姿を何年維持できるかが変わってきてしまうからです。(逆に無くなることや、変化を持たせることに意味を見出す作家や作品もある。)
昔のポスターが色褪せたりしているものを街でみかけたりしますよね。使う顔料や接着剤によっては20年かけて描き上げた傑作も10年しないうちに色褪せてしまう可能性があります。逆に何百年も前の絵が艶と輝きを失わずに美術館で私たちに感動を与えてくれることもあります。
作家が何年絵を残したいのか…描く前から何を画材に選ぶかで決まるし、描く前から意識しなけらばならないものです。
なので顔料とか細かいなあ(浪人中は思っていた)と思いますが、今日もお付き合いよろしくお願いいたします!
今日は顔料の分類です。
①天然顔料
②無機人工顔料
➂合成有機顔料
顔料ってなんぞや?という方はこちら↓
①天然顔料(てんねんがんりょう)
天然顔料は砕いた鉱石類、土、木炭です。日本画の「本岩」と呼ばれるものもこの中に入ります。
②無機人工顔料
金属類に化学反応を起こしてつくった人工顔料です。
18世紀後半以降の近代科学の産物だそうです。無機人工顔料の中には毒物とされるクロム、カドミウム、水銀などを原料としているものもあります。絵画表現の仕組みによると、こうした成分が危険なのは顔料の粉を吸ってしまう絵具工場の人であり、普通に使っていても大丈夫なそうです。油絵具一本たべても自殺は不可能らしいです。
でも食べるのもダメです。自殺はもっとだめですよ。絵を描いて美術館に行きましょう。
昔先生に絵具がついたナイフでパンを切ってそれを食べてなくなった作家がいるって聞いて信じてたのですが、嘘だったんですか…?(こわかったよ…)
②合成有機顔料
白色の顔料に色素を定着させたもので、「レーキ顔料」といいます。
着色される白色顔料の方を「体質顔料」というそうです。
体質顔料は絵具に加工するとほとんど無色になり、定着させた色素の色がそのまま生きます。
合成有機顔料全体をみると、強い光や酸に弱いものもあります。
着色力が強い、色が混色しても鮮やかなどの長所がありますが、短所としては歴史が浅いため情報が少なく、何が起こるかわからない。新色がたくさん出る一方生産廃止になす色も多いことがります。
今まで自分で使っている絵具が天然顔料であるかどうかなんて考えたことなかったです。ちょっと自分が使用している絵具を見返してみようと思いました。
絵具を一度自分でつくってみたいと思います。