アクリル絵の具の仕組み②ーなぜ乾くと水に溶けないの?ー
明石恵絵画展
【会期】8月23日ー28日
【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー
個展があります。全日在廊する予定です。
会期が一日減りました…(泣)伊勢丹の定休日だそうです。
進行中ですがDMイメージはこのような感じです
暑くなってきましたが、ばりばり描いてます!
///////////////////////////////////////////////////////////////
〇「窓のある風景展」
ギャラリー杉
会期:2017年6月22日(木)~7月11日(火)
秋田市大町1-3-27 TEL 018-866-5422
営業時間:AM10:30~PM6:30/駐車場完備./水曜日定休
「窓」をテーマにした展覧会です。毎年この企画をギャラリーではやっているそうです。在廊しませんが、雰囲気の良いギャラリーなのでぜひ足を運んでみてください。
会場風景です。
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
今日も生きてます。
そして今日も楽しくアクリル絵の具です。
お付き合いよろしくお願いいたします。
タイトルにもありますが、アクリル絵の具は使うときは水で希釈できますが、乾くと耐水性になります。なぜでしょうか?
乾く前のアクリル絵の具は樹脂が水に分散している状態です。チューブから出したアクリル絵の具の水分は支持体に吸収されたり、空気中に蒸発したりします。そして残されたアクリル樹脂の微粒子同士は融合しあい膜が形成されます。
アクリル樹脂は非水溶性なので乾いた絵の具は水に溶けません。
なので油絵具に比べるとかなり早く絵具が固まります。
アクリル絵の具の膜は柔軟性がありひび割れにくいそうです。またアクリル樹脂自体が無色透明なことと、合成有機顔料を多く使用していることから、発色が良いとも言われます。
アクリル絵の具は紙、キャンバス、壁、粘土、木、…様々なものに描くことができます。弱点はつるつるしたもの。つるっとした面や油性面は紙やすりで下準備することが必要です。
チューブから出した硬めの絵の具でタッチを生かすもよし、水で薄めて透明水彩絵の具のような効果を狙うのも良し、スプレーガンで吹き付けて、エアブラシの効果を出すのも良し。どのような表現をするかはあなた次第。
煮てよし焼いてよし揚げてよし!ですね。
質感を出すためにアクリル絵の具に混ぜて使うアクリルメディウムというものもあります。
艶をだしたいときや凸凹を出したいときにあらかじめ下地に施したり上から塗ったりもします。紙や布や砂などをコラージュするときの糊にもなります。種類は様々です。
↑は服の部分にメディウムを使用しています。
アクリル絵の具の注意点としては乾く前と後が色が少し違うこと。油絵具との併用の際は油絵具の下層はいいが、上に塗るのは×です。
器などに立体的な金魚を描く金魚絵師深堀隆介さんも使っている絵具はアクリル絵の具です。使い方によって新しい表現と作品がうまれますね。
画材を制する者は、表現を制する。肝に銘じます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。