気になる顔料&うちわ
明石恵絵画展
【会期】8月23日ー29日
【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー
個展があります。
DMなど制作中です…。
会期中は団扇に絵を描くイベントを計画中です。
今日はその団扇を描いてました。
会期は夏なので金魚を描いてみました。
涼しくなりそうなモチーフですよね。
会場では何を描こうかなあ…わくわくしながら考え中です。
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今日も生きてます。
以前ブログで絵具は顔料+接着剤でできているとかきました。
接着剤がどんなものかで絵具の種類が変わります。下にまとめてみました。
●顔料+アクリル樹脂=アクリル絵の具
●顔料+卵=卵テンペラ
●顔料+ポピー、リンシード= 油絵具
●顔料+アラビアゴム、トラガカントゴム= パステル、コンテ
●顔料+膠=日本画、墨
●顔料+ロウ=クレヨン
アラビアゴムはアラビアのりがありますね。顔料が同じでも何が接着剤かで色もかわります。細かい話になってしまいますが、接着剤によってどのよう固まるかが違うからです。その話はおいおいしていきたいと思います。
今日は日本画の顔料に注目したいと思います。
日本画は他の水彩絵の具やアクリル絵の具のチューブから出してつかうものとは違い、作家が顔料と膠を自分で混ぜて絵具をつくって絵を描きます。日本画のチューブのものもありますが、日本画の表現には混ぜる顔料の粒の大きさや膠の量などが重要な要素です。私の個人的見解では日本画のチューブを使うのだったら日本画にこだわる必要ないのではないかと心の中で思います。(使用している作家さんごめんなさい。)
日本画の顔料の事は「岩絵具」ともいいます。本物の天然顔料の事を「本岩」とも呼ぶそうです。
私は授業でしか日本画を描いたことがありません。日本画の作家さんに聞くと日本画は奥が深いなあと思います。岩絵の具は鉱石が原料ですが、同じ原料でも粒の大きさで名前が変わるそうです。緑銅石(緑色)を例にすると大きさによって「岩緑」「松葉」「白緑一号」と変わります。粉が細かくなると光をよく反射するので色が淡くなります。
岩絵の具を使ってる日本画の作家さんは粒の大きさからくる色の違いまで考えて絵を描いているんですね。絵具の重ね方にも粒の大きさに順番があったりするそうです。深い。
ちなみにわたしが大学で自由に描いた日本画はバキバキに割れました笑
本物の天然顔料を「本岩」と呼ぶことに対して、「人工岩」と呼ぶ物があります。イメージとしては白い粉に色を付けたものです。本岩に比べるとお安いですが、色の耐久性はわかりません。本岩は高いので練習用として使いやすいそうです。「新岩絵具」として水晶末を顔料で覆ったものもあるそうです。
キャプションに日本画と書かれていてもほとんどアクリル絵の具で描いている作品や、チューブの日本画の画材を使っている作品もあります。それについては少し疑問の明石です。
画材の良さも理解して表現することって大事だなあと思う今日この頃です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
小鼻がとれる夢をみました。なんでや。