リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

鉛筆はどこから来たの?

明石恵絵画展

【会期】8月23日ー28日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

個展があります。全日在廊する予定です。

会期が一日減りました…(泣)伊勢丹の定休日だそうです。

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 進行中ですがDMイメージはこのような感じです。

 

暑くなってきましたが、ばりばり描いてます!

 

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〇「窓のある風景展」

 ギャラリー杉

 

会期:2017年6月22日(木)~7月11日(火)

秋田市大町1-3-27  TEL 018-866-5422
営業時間:AM10:30~PM6:30/駐車場完備./水曜日定休

 

 「窓」をテーマにした展覧会です。毎年この企画をギャラリーではやっているそうです。在廊しませんが、雰囲気の良いギャラリーなのでぜひ足を運んでみてください。

 

 会場風景です。

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 今日も生きてます。

 

 

 

画材について勉強していきたいと思います。

お付き合いよろしくお願いいたします。

 

昨日に引き続き鉛筆のお話です。

 

鉛筆の原型といわれるものは、クレヨン・ホルダーといわれ黒鉛の塊を細い弾丸状に削って金属状のホルダーに挟んだものでした。

 

そしてイギリスでは金属状のホルダーの代わりに内溝を掘った二枚の板の間に黒鉛棒が挟んだものが考案されたそうです。

 

それが江戸時代初期にオランダから日本にもつたわり「木筆」として珍重されました。

 

コンテの回で紹介しましたが、二コラ・ジャック・コンテという人がコンテの発明と芯の改良を行い、黒鉛粉と混ぜる粘土の混合比をかえることにより、硬軟自在のが生み出せるようになったそうです。

 

前描いたコンテの回↓

akashiaya.hatenadiary.jp

 

馬に乗るナポレオンの絵やマラーの死で有名なダヴィットやグランド・オダリスクで有名なアングルはコンテの新商品をよく使用したそうです。

 

鉛筆の発明で線を細く長く引き自在に操れることで精緻な描写が可能になりました。

 

画材の発明が美術史を変えていくんですね。

画材が発明された時期と美術史リンクしてみていったら面白いかもしれません。今まであんまり意識してこなかったけど画材って作品の表現に影響あるからそこに無頓着って駄目なんだなあと思いました。

 

続けて画材について勉強していきたいと思います。

 

明日は色鉛筆です。

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懐かしの鉛筆

明石恵絵画展

【会期】8月23日ー28日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

個展があります。全日在廊する予定です。

会期が一日減りました…(泣)伊勢丹の定休日だそうです。

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 進行中ですがDMイメージはこのような感じです。

 

暑くなってきましたが、ばりばり描いてます!

 

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〇「窓のある風景展」

 ギャラリー杉

 

会期:2017年6月22日(木)~7月11日(火)

秋田市大町1-3-27  TEL 018-866-5422
営業時間:AM10:30~PM6:30/駐車場完備./水曜日定休

 

 「窓」をテーマにした展覧会です。毎年この企画をギャラリーではやっているそうです。在廊しませんが、雰囲気の良いギャラリーなのでぜひ足を運んでみてください。

 

 会場風景です。

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 今日も生きてます。

画材について勉強していきたいと思います。

お付き合いよろしくお願いいたします。

 

 

 

小学生まで日本国民であったら鉛筆を使ってノートをとったことがあると思います。私は犬夜叉セーラームーンなどのアニメキャラクターがプリントされた鉛筆を宝物にしてました。(容赦なく使ってましたが。)鉛筆キャップの方だったかな。鉛筆のおしりに番号書いて転がし、わからないテストの答案の参考にした方もいると思います。

中学校からはなかなか日常の中では使わなくなりますね。センター試験は鉛筆かな。

鉛筆というと懐かしいと思われる方も多いと思いますが、今日は画材としての鉛筆について見ていきたいと思います。

 

美大受験では鉛筆デッサンがある大学もあり、予備校では木炭デッサンと平行して鉛筆のデッサンも勉強しました。スケッチでもつかわれますし、ドローイングなどでも鉛筆は活躍します。

デッサンですと片手で描きながらもう一方の手は何本も鉛筆を持って描いていたりします。口にくわえてるひとは見たことないです。



日本では鉛筆の芯の固さによって10HーHから10BーBまであります。
Hは硬質芯 Bは軟質芯です。中間にHB,Fがあります。
ちなみに8Hとかキリの代わりに段ボールに穴開けで使ってた時があります。固いです。

 

 

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私が使っている鉛筆です。

 

デッサンで使われる鉛筆メーカーとして有名なのは三菱ハイユ二(写真のものです)とステッドラーがあります。ちなみに三菱の鉛筆は三種類鉛筆があります。その中でもハイユニは高いですが折れにくいです。

 


鉛筆のメーカーはその中で硬度と濃度を統一しているので、4Bだから全部同じ濃さというわけではなく、メーカーによって違う場合があります。揃える場合はメーカーで統一した方がいいそうです。

 

芯だけの鉛筆や、木炭を芯にしたチャコールペンシルもあります。表現の可能性は無限大です。

 

 

デッサンの授業のときに線の強弱の重要性を最初に教えてもらいました。

 

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線の強弱だけで遠近を表現できるというものでした。

上の楕円より下の楕円の方が奥行を感じませんか?(楕円が下手すぎてわかりにくかったらすみません。)

 

一本の鉛筆からでも使い方次第で豊かに表現できるんだなーと思いました。懐かしい。

 

明日は鉛筆の由来などを取り上げます!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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くれよんあれこれ

明石恵絵画展

【会期】8月23日ー28日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

個展があります。全日在廊する予定です。

会期が一日減りました…(泣)伊勢丹の定休日だそうです。

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 進行中ですがDMイメージはこのような感じです。

 

暑くなってきましたが、ばりばり描いてます!

 

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〇「窓のある風景展」

 ギャラリー杉

 

会期:2017年6月22日(木)~7月11日(火)

秋田市大町1-3-27  TEL 018-866-5422
営業時間:AM10:30~PM6:30/駐車場完備./水曜日定休

 

 「窓」をテーマにした展覧会です。毎年この企画をギャラリーではやっているそうです。在廊しませんが、雰囲気の良いギャラリーなのでぜひ足を運んでみてください。

 

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今日も生きてます。

 

今日も画材について勉強したいと思います。

お付き合いよろしくお願いいたします。

 

一昔前食べれるクレヨンというのが話題になりましたね。野菜や蜜蝋が原材料になっていて、子供が誤って口にしても大丈夫というものです。おいしいわけではないらしいです。

 

蜜蝋や野菜がなぜクレヨンになるのか…普通のクレヨンは何を材料にしているのか…今日は誰もが小さなころ一度は触ったことのあるクレヨンの話です。

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クレヨンはもともとはフランス語でチョークやコンテなど、棒状の描画材を表す名称でした。チョーク(白亜)「Craie」に小さいという意味の「on」がついてクレヨンになったそうです。かわいい名前ですよね。クレヨン、くれよん。平仮名もかわいいな。クレヨンくれよん。はダジャレだ。

 

クレヨンには似たような仲間がいますね。

それぞれの名前と特徴をまとめました。

 

〇クレヨン…ロウ分をたくさん含むスティック状の画材

〇パス、オイルパステル…変性油で練り込んだもの

クレパスサクラクレパス社が開発したオイルパステル

 

クレヨンの材料は顔料とロウだけです。二つを混ぜて固めるとクレヨンができます。

手作りできるみたいです。すごい。

 

食べても大丈夫なお野菜クレヨンは顔料として野菜の粉末&食品にも使われる着色料+お米の油からできているそうです。蜜ろうクレヨンは顔料として食品にも使われる着色料+油として蜜蝋などを使用しているそうです。

 

新しい画材って身の回りのモノからつくれるかもしれないですね。

 

 

日本でクレヨンが学童用の描画材として普及したのは大正七年の自由画描画運動がきっかけらしいです。

 

山本鼎(やまもとかなえ)画伯がフランスやモスクワへ留学した時の経験から、日本の文化を外国の水準まで上げたいという熱い想いで自由画描画運動を推進しました。ちなみにそのとき安価で鮮やかな発色をもった描画材料ができないものかと、現在のサクラクレパス社に商品開発の提案をし、クレパスが誕生しました。

 

全国の教育現場で山本鼎の考えが広く受け入れられ、今日に至ります。

画家としては苦労した方ですが、すごい人です。知らなかった。

 

 

 

私もサクラクレパス社のクレヨン持っていました。姉のおさがりだったのか同じセットを二つ持っていたなあ。(姉が二人います。末っ子です。)

 

画面にねちねち描くのが楽しいですよね。

 

絵を描いた一番古い記憶はクレヨンでピザを描いたこと(食べ物です笑)姉にハサミで削ると消えるんだよと教えてもらい、食べ物を描いてはスクラッチして食べたことにしてました。絵画表現というより完全におもちゃとして活躍してました。

 

あるとき、もう使わんと思って捨ててしまいました。

好きでもない地味ーな色ばかり残っていましたから。

好きな色からなくなるタイプです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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パステルの由来と語源とその魅力を作家さんに聞いてみた。

明石恵絵画展

【会期】8月23日ー29日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

 

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個展があります。全日在廊する予定です。

進行中ですがDMイメージはこのような感じです。

 

 

〇「窓のある風景展」

 ギャラリー杉

 

会期:2017年6月22日(木)~7月11日(火)

秋田市大町1-3-27  TEL 018-866-5422
営業時間:AM10:30~PM6:30/駐車場完備./水曜日定休

 

 「窓」をテーマにした展覧会です。毎年この企画をギャラリーではやっているそうです。在廊しませんが、雰囲気の良いギャラリーなのでぜひ足を運んでみてください。

 

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今日も生きてます。元気です。

 

今日はパステルについて書きたいと思います。お付き合いよろしくお願いします。

 

一般にパステルと聞くと、「パステルカラー」といって淡い色合いの事を指す言葉がなじみ深いかなと思います。

 

画材としてのパステルは淡いものからビビットなものまで、絵具の中で一番色の種類が多いです。なぜかというとパステルはパレットの上で混色ができないため、たくさんの色が必要だからです。

 

パステルは「塗り固めたもの」を意味するイタリア語の「pastello」が由来しています。なんとパスタも同じ由来だそうです。最小限の水性固着剤で固めたパステルは顔料そのものの美しさを色彩表現として得られるのが魅力です。

 

どういうふうにつくられていくかというと、ベースとなる白色の体質顔料(着色される白色顔料のことを「体質顔料」といいます。)に色材としての顔料を少しづつ加え、ごく僅かな水性の固着剤で塗り固めて作られます。

 

〇パステル= 体質顔料(炭酸カルシウムや炭酸マグネシウム)

      +色材として顔料

      +水性の固着剤(トラガカンゴムやアラビアゴム)

 

クレヨンのような形や丸型のソフトタイプ、四角形のハードタイプ、その中間など様々な種類がメーカーから発売されています。

 

知り合いのパステル作家さんが言うには、化粧品のかたちのようなパステルもあり、お化粧みたいで楽しいとおっしゃってました。

ルドンのようなふわっとした作品が多いかなと思いきや、ポンパドゥール夫人の肖像のようなカチッとした描写の作品もあり、表現方法は広くて深いです。

 

 

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まだまだなのに千文字いってしまった。

 

実は私はパステルを使ったことがありません。

なのでパステル作家の原田愛さんに魅力を聞いてみました。

 

原田さんのwebsite↓

harada-ai.jimdo.com

 

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明石

Qパステルの魅力って何ですか?


原田

A私は、見た目がクレヨンみたいでとっつきやすいとことか。

子どものときみたいで原点回帰の気持ちがするし、画面にダイレクトに気持ちが伝わる感じもすきだよ。パウダリーな質感も他の画材にはないところ。あの優しいふんわり感がすき。

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ダイレクトに気持ちが伝わるのか…パステルで作品つくってみたいなー

 

 

今日も長くなってしまった…

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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チョークとコンテの語源と由来とケバブ

明石恵絵画展

【会期】8月23日ー29日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

 

個展があります。

全日在廊する予定です。

進行中ですがDMイメージはこのような感じです。

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いよいよあと二か月…緊張しております。

 

そして今日から秋田の画廊キャラリー杉(杉はさんと読みます)にて何点か作品を出品してます。

 

〇「窓のある風景展」ギャラリー杉

会期:2017年6月22日(木)~7月11日(火)

秋田市大町1-3-27  TEL 018-866-5422
営業時間:AM10:30~PM6:30/駐車場完備./水曜日定休

 

「窓」をテーマにした展覧会です。毎年この企画をギャラリーではやっているそうです。在廊しませんが、雰囲気の良いギャラリーなのでぜひ足を運んでみてください。

 

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今日も生きてます。

 

今ネットニュースで産経の記事を見ました。六本木でケバブを売っているトルコレストランが無理な客引きで逮捕されたらしいです。

 

お巡りさん、上野のアメ横ケバブもすごいですよ。

友人と歩いているときに腕を掴まれたことがあります。

こわいです。振り払いましたが。

トルコの客引きはこれが基本なのでしょうか。大変ですね。

無理な客引きは逆に絶対購入するものかあと反抗精神を燃やされます。

(ほんとはちょっと食べてみたい…)

 

さて、全く関係ない話でした。

 

今日はチョークとコンテの話です。お付き合いよろしくお願いいたします。

昨日タイトルを忘れていて意味深な更新をしてしまいました。

 

チョークと聞くと黒板のチョークを思い出しますが、画材でもチョークと呼ぶものがあります。イメージは黒板のチョークと変わりませんが、もう少し細ながい四角柱です。

 

そもそも「チョーク」という名は原材料にもなっている白い土、「白亜」の事をさした言葉だそうです。英語の「chalk」ですね。次第に画材としてそのまま使える黒鉛片、酸化鉄系の鉱山のこともチョークと称されるようになりました。

 

天然もののチョークに対して、人工的に精製し棒状にして固めたのがコンテです。コンテのイメージは油分の少ないクレヨンかな。コンテはなんでコンテという名前かというとコンテを考案したのが「二コラ・ジャック・コンテ」というフランスの科学者だから。コンテは名前だったんですね。

なので画材として人工的につくられたものはみんなコンテなんですね。現在名前としては区別ないのかなと思います。

 

〇コンテ(カーボンチョーク)は三色

白→石灰質の白亜

黒→黒鉛

赤褐色→酸化鉄系の鉱山(サンギン)

 

鉛筆ができる前にできた画期的なものだったそうです。画材にも歴史があるんですね。

 

ちなみに黒板に使われるチョークの原材料(白)は「炭酸カルシウムor石膏」です。石膏は水を加えると固まる特性があるので水と混ぜて型にいれてつくります。炭酸カルシウムの場合は糊と混ぜてつくります。

 

日本白墨工業の天神チョークを作る工程を動画で見ましたが、意外にすべて機械化されているわけではなく職人さんが大活躍してました。

「再生チョーク」なるものは、キューピーがマヨネーズをつくるときに出る卵の殻を材料につくられているそうです。リサイクルです。エコです。

動画の最後に最後まで大事に使おうと女の子のキャラクター言ってました。

 

高校終わってからチョーク全然さわってないです。高校は美術系だったため、休み時間など、黒板は芸術的な落書きにあふれていました。ゲームのキャラクターとか描くのめちゃくちゃ上手な人たまに居ませんか?消すのがもったいない絵たくさん描かれてたなあ。いい思い出です。

 

 

 

 

なんか最近長くなってしまい気味ですね。(おそらく余談のせいで)

1000文字未満に抑えようかなー。

 

長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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明石恵絵画展

【会期】8月23日ー29日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

 

個展があります。

DMなど制作中です…。

全日在廊する予定です。お楽しみに(^^)

 

今日も生きてます。

 

さて、昨日までは顔料について書いていました。

今日から具体的に画材に焦点を当てていきたいと思います。

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今日は「木炭」です。

木炭に関しては美大受験する人以外あまりなじみないかもしれません。

受験で木炭デッサンがある年もあるので、予備校では木炭デッサンをよく描きました。

木炭はヤナギ、ブドウ、カバ、水木、ホオ、クワなどをよく乾燥させ、230前後で蒸し焼きにしたものです。

黒い棒です。

使うときは中の芯(固い芯がある)を抜き、紙やすりで先をとがらせながら木炭紙にデッサンします。鉛筆のように芯が木にくるまれているわけではなくむき出しなので、手が真っ黒になります。私はその手で顔を触ってしまって顔も真っ黒でした。

 

木の種類や、焼き方、温度によって青みがかっているものや、茶色っぽいものもあります。

黒い絵の具の顔料としても使用されるそうです。

 

簡単に紙にのりますが、消しやすくもあります。息を吹きかけると粉がどこかにいきます。繊細な作業が必要な画材です。

 

予備校に行くまでちゃんと使ったことなかったのですが、消す道具として消しゴムや練ゴムだけではなく、食パンやガーゼを使うのが面白かったな。

お昼ご飯兼木炭用に食パン一斤もっていったときもありました。(ほぼお昼ご飯になってたかも)

 

予備校の中には課題の優秀作品がストックされていて、うまい人の木炭デッサンや石膏像や自画像をみておののいてばかりでした。木炭は今でも苦手意識があります。デッサンするなら鉛筆の方好きかな。

 

久々にデッサンしたくなりました。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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顔料の種類について

明石恵絵画展

【会期】8月23日ー29日

【会場】伊勢丹浦和店 プチギャラリー

 

個展があります。

DMなど制作中です…。

全日在廊する予定です。お楽しみに(^^)

 

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今日も生きてます。

 

お父さん

今気がついたのですが、18日父の日だったんじゃ…

記念日系を確実に過ぎてから気づいてしまう癖どうにかせねば…

過ぎてしまいましたが、お父さん今まで育ててくれてありがとうございます。

私はお父さんに一度もぶたれたことも一度も怒られたこともないのにこんなにいい人間に育ったことを感謝しています。

いろいろ心配ばかりかけていてすみません。

すぐ死ぬとか言わずにもう少し心配していてください。

あや

 

さて、今日も元気に顔料です。

 

なぜ顔料が大事かというと、どんな顔料を使うかでその作品が描かれたままの姿を何年維持できるかが変わってきてしまうからです。(逆に無くなることや、変化を持たせることに意味を見出す作家や作品もある。)

 

昔のポスターが色褪せたりしているものを街でみかけたりしますよね。使う顔料や接着剤によっては20年かけて描き上げた傑作も10年しないうちに色褪せてしまう可能性があります。逆に何百年も前の絵が艶と輝きを失わずに美術館で私たちに感動を与えてくれることもあります。

 

作家が何年絵を残したいのか…描く前から何を画材に選ぶかで決まるし、描く前から意識しなけらばならないものです。

 

なので顔料とか細かいなあ(浪人中は思っていた)と思いますが、今日もお付き合いよろしくお願いいたします!

 

今日は顔料の分類です。

①天然顔料

②無機人工顔料

➂合成有機顔料

 

顔料ってなんぞや?という方はこちら↓

絵具の仕組み&埼玉新聞訪問 - リアル絵描き日記

 

①天然顔料(てんねんがんりょう)

天然顔料は砕いた鉱石類、土、木炭です。日本画の「本岩」と呼ばれるものもこの中に入ります。

 

②無機人工顔料

金属類に化学反応を起こしてつくった人工顔料です。

18世紀後半以降の近代科学の産物だそうです。無機人工顔料の中には毒物とされるクロム、カドミウム、水銀などを原料としているものもあります。絵画表現の仕組みによると、こうした成分が危険なのは顔料の粉を吸ってしまう絵具工場の人であり、普通に使っていても大丈夫なそうです。油絵具一本たべても自殺は不可能らしいです。

でも食べるのもダメです。自殺はもっとだめですよ。絵を描いて美術館に行きましょう。

昔先生に絵具がついたナイフでパンを切ってそれを食べてなくなった作家がいるって聞いて信じてたのですが、嘘だったんですか…?(こわかったよ…)

 

 

②合成有機顔料

白色の顔料に色素を定着させたもので、「レーキ顔料」といいます。

着色される白色顔料の方を「体質顔料」というそうです。

体質顔料は絵具に加工するとほとんど無色になり、定着させた色素の色がそのまま生きます。

 

合成有機顔料全体をみると、強い光や酸に弱いものもあります。

着色力が強い、色が混色しても鮮やかなどの長所がありますが、短所としては歴史が浅いため情報が少なく、何が起こるかわからない。新色がたくさん出る一方生産廃止になす色も多いことがります。

 

 

今まで自分で使っている絵具が天然顔料であるかどうかなんて考えたことなかったです。ちょっと自分が使用している絵具を見返してみようと思いました。

絵具を一度自分でつくってみたいと思います。

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