布袋様は実在した人間だったの?
今日も生きてます。
雨が降ったり降らなかったり…
天気がコロコロ変わりますね。
私は変わらず骸骨を描く日々です。
冷房で目が乾く。
今日は終戦の日。
ご先祖さまが守ってくれた命を大切にしていきたいです。
ということで今日も「マンガでわかる日本絵画のテーマ」(誠光堂新光社 監修矢島 新)を読んでます。
月岡芳年の「月百姿」のうち「悟道の月」
七福神の1人である布袋さま。
神様とされる布袋様ですが、七人のうち唯一人間なのです。
モデルとなった人は8世紀の唐末期の禅僧です。
名前は契此(かいし)。
絵に描かれているように、常に袋を背負っていたことから布袋と呼ばれるようになりました。
⚫袋には何をいれていたのか?
各地を旅にしていた布袋和尚は、身の回りのものすべてを袋に入れていました。そして生臭ものであっても構わず施しを受け、その幾らかを袋に入れていたというそうです。
⚫なぜ神様になったの?
布袋和尚は占いを的中させるなど、予知能力があったとされました。その他にも不思議な逸話がたくさんあり、死後には弥勒菩薩の化身として信仰を集めました。
日本では鎌倉時代に禅画の題材になり、それ以降数多く描かれました。
布袋様を描いた絵を「布袋図」と呼ばれますが、布袋様が左手の人差し指をまっすぐ頭上に指し示しているものもあります。
風外慧薫「布袋図」
禅宗で月は「悟り」を示すそうです。
それを指差すポーズは悟りを目指せという意味ともとることができます。
そのようなポーズの布袋図を「指月布袋」(しげつほてい)とも言います。
布袋を調べると布袋寅泰が一番にでてくる。
本名なんだ…っっ!
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。