今日も生きてます。
暑い日は外には出ずに自宅で絵を描き書物を紐解くのがいいですよね。
プール…海…行きません!!
実は季節に関係なくインドアな毎日です。
さて、今日も「マンガでわかる日本絵画のテーマ」(誠文堂新光社 矢島新監修)を読んでます。
曼陀羅(まんだら)について見ていきましょう。
曼陀羅は、仏を中心に様々な如来や、菩薩などを配置した図です。
もともとは密教(仏教の宗派のひとつ)の宇宙観を表現したものでした。
それ以外の仏を中心とした「別尊曼陀羅」
この形式が他の仏教絵画や神道などにも応用されるようになります。
この2つの曼陀羅のことを「両界曼陀羅」といいました。(大日如来を中心とした曼陀羅)
何故2つあるかというと、仏の世界が「悟りの世界の胎蔵界(たいぞうかい)」と「知恵の世界の金剛界(こんごうかい)」が揃って完成されると言われるためです。
胎蔵(界)曼陀羅(たいぞうまんだら)
少し複雑ですね。
空海が日本へ初めて持ち帰った曼陀羅を模倣するところから日本での曼陀羅の制作はスタートしました。
13世紀
理(仏教の教え)の世界を表す「胎蔵(界)曼陀羅」
母胎のような大きな慈悲心によって悟りの世界が生まれることを表現しています。
中央の赤い蓮華の中央に大日如来がいます。
強固な宗教的叡知である「智の世界」を表現している「金剛界曼陀羅」
それぞれの四角形の中心に大日如来がいます。
四角が9つありますね。
金剛頂経(こんごうちょうぎょう)という経典に書かれた曼荼羅の中の9つが描かれています。
中央には1000尊以上の仏が描かれているそうです…。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。