子供の誕生
今日も生きてます。
中目黒のギャラリーMDPギャラリーにて展覧会開催中です。
会場はたくさんの作品が展示されていました。
小さいながら見ごたえのある作品がたくさんありました。是非お越しくださいませ!
「Art Of Giving vol.3」
会場
MDP GALLERY
期間: 2018年12月14日(金)〜12月25日(火)
※日・月・祝祭日休廊※23日(日・祝)、24日(月・休)は開廊いたします。
時間:11:00〜19:00
※最終日は18:00まで 住所:東京都目黒区青葉台1-14-18 1F
会場WEBSITE
さて、筑摩書房から出版されている「美少年美術史」池上英洋さん川口清香さん著を読んでます。
そろそろ終わりに近づいてきましたがだいぶ年期が笑
今年から読み始めた本なのにもう何十年読み込んでますという風貌になってしまいました。
これは私の愛のかたちです。
1960年にフランスのフィリップ・アリエスが「<子供>の誕生(アンシャン・レジーム期の子供と家族生活)」という本を出版します。
この本には近代における子供の概念の成立と、学校教育の整備について指摘しています。
17世紀のオランダで少年風俗画が誕生したことで、近代以降「普通の子供の、日常的な姿」がジャンルとして成立しました。
そして同時に図像としての少年画の発展は終わり、表面上の描き方や表現法方の違いだけになっていきます。
近代以降の様々な作家の少年画をみていきましょう。
この絵はルノワールの「猫と少年」です。
艶っぽい女性やかわいい少女のイメージがあるルノワールですが、こんなセクシーな少年も描いていたんですね。
この作品はロシアのアレクセイ・ハラモフの「遥かな想い」です。
素敵だなあ。
少年というよりは美少女画家として知られている作家です。
頭髪の描きかたからはアカデミーの細かな筆致、背景には印象派の筆触分割的手法が見られる。
この作品はオレスト・キプレンスキー「若い庭師」。左手には小さな鎌を持っています。
労働者階級の少年の前には可憐な花が咲いています。
この作品はヘンリー・レイバーン「少年とうさぎ」。
描かれたモデルは画家の親戚で、注文されたものではない愛ある作品です。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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