縄文人のイミテーションと絵画の偽物
今日も生きてます。
間が空いてしまいましたが何とか生きてます!雨です。寒いです。布団にくるまっています。
ニセモノ(「ニセモノ図鑑 贋造と模倣から見た文化史」西谷大著より)についてです。
この本を読んでるとニセモノの存在ってだいぶ昔からあるのね!と驚きます。
今日は縄文人のアクセサリーのイミテーションについてです。
お付き合いよろしくお願いいたします。(美術が遠い。)
そもそも縄文時代の人はどんなものをアクセサリーとしてつけていたのかというと、動物の角や骨、石やガラス玉や粘土からこしらえたものをイヤリングやネックレスにしていたそうです。
また腕に貝のブレスレットをつけることもあったそうです。
貝が手に入りにくい地域はこのブレスレットを模した土製品をつけていたそうです。
なんか重そうですね。
こちらは装身具ではないですが、イモガイを模した土製品↓
貝の輪を模した土製品↓
出土するしたものは色褪せているのでその時に生きていた人の目にどのように美しかったかは想像するしかありませんが、なんでこれの模造品をわざわざつくってはめたのかなあ。(率直な感想ですみません。)と思ってしまいました。
今でも真珠や宝石のイミテーションのアクセサリーてたくさんありますよね。(私は装飾品興味ナシなのであんま持ってないです。)感覚的には縄文人も全く同じだったのかもしれません。
ちなみに絵画のイミテーションとしてジクレーと呼ばれるものがあります。キャンバスに名画を印刷して、その上からタッチや質感を模した厚みもメディウム(盛り上げ剤)で表現しているものです。美術館の企画展のお土産コーナーによく専門の販売員の方が立って売られているものってこれじゃないかなと思います。贋作として通用できるようなものではありませんが(印刷だし。)ポスターよりはそれらしいです。おばあちゃんの家にもジクレー技法で印刷されたであろうモネの水連がありました。
今調べてみましたがマネの「オランピア」という作品があります。↓
ジクレー技法でコピーしたものがデジアート福岡というところでは8号サイズで額装含まず約二万円です。高いのか安いかはわからません笑
実際に名画を描いてもらうこともできます。直筆模写でマネのオランピアはサクラ・アートというところで8号サイズ額込で約三万二千円でした。高いか安いかは…安いですね。描いた画家に画料が入っているのか心配になります。笑
ちなみちなみに福島県に世界の名画のニセモノばかりが展示されている美術館があるそうです。
入館料も日本で一番高い美術館で3240円。でも楽しいらしいです。テーマパーク的な感じなんでしょうか?美術史の勉強にはいいかもですね。
個人的にはカフェメニューのある「おいしいぃぃぃ~と叫ぶムンクのどら焼きセット」が気になります。叫んでいいのかな。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
あと故郷秋田で展示があります。
☆展示告知☆
秋田のギャラリー杉(さん)にてチャリテイー展に参加します。
「チャリテイー展」
売り上げの一部が災害遺児愛護活動に寄付されます。
会場 ギャラリー杉(さん)
会期 11/23-12/5
私も何日か在廊する予定です。ぜひおこしくださいませ。