人魚と平田篤胤
今日も生きてます。
寒いです。10月も半ばですね。二十代も後半に入ったせいかなかなか馬力が出ません。こたつに入って雪見だいふくが食べたいです。(モナカでも可。)
もっと寒いであろう故郷秋田で来月展示があります。
☆展示告知☆
秋田のギャラリー杉(さん)にてチャリテイー展に参加します。
「チャリテイー展」
売り上げの一部が災害遺児愛護活動に寄付されます。
会場 ギャラリー杉(さん)
会期 11/23-12/5
私も何日か在廊する予定です。
さて、今日も昨日に引き続きやや美術とは離れますが人魚の話。
ニセモノ図鑑という本(「ニセモノ図鑑 贋造と模倣から見た文化史」西谷大著)を読んでます。
これは千葉にある国立歴史民俗博物館が2015年に企画した展示:大ニセモノ博覧会のときの内容から作られた本です。さまざまなニセモノとその背景が載っています。ニセモノだから悪いということではなく、なぜニセモノが必要であったかという文化までわかる良い本です。なにより楽しく読めるようにしようという配慮にあふれてる編集でした。雑誌のように読めます。
中に人魚の項があり、昨日ブログに載せたの人魚のミイラは大ニセモノ博覧会のためにつくったもの(!)です。すごいなあ
私はTV見ないのですが話題になってたんでしょうか?
日本書紀に推古天皇の時代に「魚でも人でもない生き物が捕れた」という記述があり、それが日本で最古の人魚目撃の報告例だそうです。
本には様々な時代の人魚の想像図が載っていました。あんまりかわいくないなァ。
ディズニーのアリエルとは大違いですね。私の人魚のイメージはジョンウィリアムウォーターハウスの人魚です。美女です。
江戸時代後期に活躍した国学者:平田篤胤(ひらたあつたね)が人魚の骨を食した感想を送った手紙が紹介されていました。それがとても長い!
興奮冷めやらぬという様子です。人魚を食せば不老不死になると聞きますが、平田篤胤はこの手紙を書いた翌年亡くなっているそうです。
しかも平田篤胤は秋田生まれです。勝手に親近感がわきます。
もしかしたらどこかで生きているのかもしれませんね。当時と変わらぬ姿で。
こんな人がいたら教えてください。
今日はここまで。
最後まで読んで頂きありがとうございました。