リアル絵描き日記

画家明石恵のブログです。

三顧の礼

今日も生きてます。

 

日が空いてしまいました。

ですが元気もりもりです。

 

増税ですね。

10パーセントで駆け込みとかするかなあといいつつ、昨日しっかりメイク道具と日用品買ってました。

 

 

さて、今日も「漫画でわかる日本絵画のテーマ」(監修矢嶋新)を読んでます。

 

 

三國志水滸伝西遊記…中国で有名な文学っていくつかありますね。

 

題名は知っていますが読んだことはない。

(画題と知ってから読もうとしましたが長編過ぎて挫折しますた。)

 

私と同じような方もいると思いますが、江戸時代では、中国ブームが起こり、江戸っこの間で三國志の登場人物たちは身近な存在でした。

 

 

ということで浮世絵の画題にもなった三國志ですが、その中でも今日は三顧の礼(さんこのれい)」を取り上げます。

 


f:id:akashiaya:20191001084817j:image

月岡芳年三國志図会」の中の玄徳風雪ニ孔明ヲ訪ウ

 

三國志は、魏・呉・蜀の三国が争っていた時代が舞台です。

 

物語の中に、蜀の劉備(りゅうび)が、軍師に招くため孔明のもとを三度訪れたという逸話があります。

 

 

そのことを三顧の礼と呼びます

 

 

 

 

 

口説くために向かった劉備40代。

 

口説かれた孔明20代。

 

 

 

社会的にも有名であった劉備と、

 

知る人ぞ知る存在であった孔明

 

 

 

劉備が来たときに孔明がとった行動とは…

 

一度目 留守(居留守?)

二度目 留守(居留守?)

三度目 昼寝の後にやっと会う

 

孔明、いくらなんでも無礼極めてますね。

 

しかしその後劉備に懇願された孔明は、話を引き受けます。

 

 

ここから「三顧の礼」とは、故事成語として目上の人が格下の者の許に何度も出向いてお願いをすることという意味になりました。

 

 


f:id:akashiaya:20190929105154j:image

明の画家戴進が描いた三顧の礼

 

 

 

話の中では劉備孔明宅を訪ねると童子が対応します。

なので「三顧の礼」をテーマにした絵の中では、劉備の前には対応をするこどもがいます。

 


f:id:akashiaya:20190929105356j:image

明の時代に描かれた三顧の礼の様子

 

 

 

きょうはここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website