あやしい岡本神草
今日も生きてます。
とうとう元号が新しくなりましたね。
おめでたいムードが嬉しいです。
外の気温も上がってきていて、夏好きの私としては夏が来るなあ(気が早い)とわくわくさんです。
そしてなぜか怪談動画を単調作業のBGMにしています。たのしい。
楽しい時間を与えてくれる幽霊さんたちに南無阿弥陀仏と合掌です。
ありがとう、ありがとう。
そして気がついたのですか今までの参考図書「知識ゼロからの日本絵画入門」を昨日の時点で読み終えていました。
今日からは「あやしい美人画」東京美術、松嶋雅人著を読んでいきます。
令和初日の今日は岡本神草(おかもとしんそう)を紹介します。
↑は私が写真を見て描いた岡本神草の似顔絵
岡本神草
1894年 - 1933年
誕生
神戸市に生まれます。
本名は岡本敏郎。
21歳
京都市立美術工芸学校絵画科卒業。
24歳
京都市立絵画専門学校
(現:京都市立芸術大学)卒業。
以降様々な公募展に出品し評価を高めます。
39歳
亡くなる。
⚫作品⚫
「口紅」
136×136
上の作品で描かれているのは舞妓さんです。
厄を払う花街の節分の風習で「おばけ」の変装をしているようす。
この絵を見るときつねが女に化けてるように見えてしまうのは私だけでしょうか?
この作品は卒業制作として描かれたもので、卒業するときは完成してなかったようです。
その後第1回国画創作協会展に出品し入選します。
その時に甲斐庄楠音の「横櫛」とともに入賞候補に挙げられます。
「横櫛」を推す審査員と「口紅」を推す審査員が互いに譲らず、竹内栖鳳の仲裁で金田和郎の「水蜜桃」が受賞しました。
竹内栖鳳についてはこちらをご覧くださいませ。↓
「拳を打てる三人の舞妓の習作」
上の作品は舞妓が拳遊びをしている様子です。
第三回国画創作協会展のために制作したものですが、間に合わずに中央部分だけを切り取って(!?)出品しました。
同じ構図・主題で何度か同じものを描いいます。
しかし完成した作品は現存しておりません。
早くに亡くなってしまったせいか、完成品よりも下絵や、描き途中の絵がたくさん残っているそうです。
夢二風、ゴーギャン風に描いてみた作品なども残っています。新しい表現に興味があったんだろうなあ。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石恵Website
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画像引用・参考
展覧会があります!
金銀箔展ー輝くマテリアルの世界ー
会期:2019年5月30日(木)ー6月5日(水)
10:00-19:30(金・土20:00)
最終日は17:00まで
会場:福屋八丁堀本店7階 美術画廊
○開催記念イベント○
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日程
2019年6月2日(日)
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