シャボン玉と少女
今日も生きてます。
これから年末ですね。
クリスマス・お正月…
横に成長する予感…!!
秋田で猫と友達に会うのが楽しみです。
そして中目黒のギャラリーでは展示してます!
「Art Of Giving vol.3」
会場
MDP GALLERY
期間: 2018年12月14日(金)〜12月25日(火)
※日・月・祝祭日休廊※23日(日・祝)、24日(月・休)は開廊いたします。
時間:11:00〜19:00
※最終日は18:00まで 住所:東京都目黒区青葉台1-14-18 1F
会場WEBSITE
おおさかでも!
阪神梅田本店9階古玩堂にて扇子を展示・販売中です。
お近くのかたぜひー
さて、今日も筑摩書房から出版されている「美少年美術史」池上英洋さんを読んでます。
西洋絵画でシャボン玉を使って遊ぶ子供が、儚さを象徴しているということは何回かブログで書いてきました。
http://akashiaya.hatenadiary.jp/entry/2018/11/21/105820
今日は少女とシャボン玉です。
ピエール・ミニャール「シャボン玉で遊ぶ少女」。
モデルはフランス王14世の娘の一人で、マリー・アンです。
儚さのシンボルであるシャボン玉をもって遊ぶ人間はかわいらしい女の子です。
子供が持っている天使のような時間はあっという間になくなります。
この絵を注文した王はなぜ自分の子供をモデルに儚さの寓意画かかせたのかな。
ちなみにモデルのマリー・アンは14歳のときに持参金5億円を越えるお金をもってとつぎました。
二人の女の子は何をもって遊んでいるでしょうか?
これはウィリアム・テイトが描いた「豚の膀胱で遊ぶ二人の子供たち」です。
そうです。
この風船のようなものは豚の膀胱らしいのです。
時代と場所が変われば遊びもかわりますね。この遊びは古くからあるそうですが、やはり割れやすいということから儚さの意味が与えられました。
上の作品はゴトフリート・シャルケンの「蝋燭を持つ少女」です。
蝋燭も吹き飛ばすとすぐ消えてしまう火から、儚さの意味が与えられています。
よくみると絵の中の炎も少し揺れていて不安定です。
上の作品はジョヴァンニ・ベッリーニ「鏡の前の女性」です。
鏡を覗く女性の絵はよくみるモチーフです。
これも若佐や美しさはやがては失われるということを暗示しています。
日本画の浮世絵なんかでかがみを覗くものありましたが、そのような意味は日本ではないのかな?西洋絵画の暗喩は少しずつ分かってきましたが、日本ではどうなんだろうか、というのは気になるところです。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。