読む少年
今日も生きてます。
値引きされてたのでノリでスペアミントを買ってしまったのですが、ミントティー以外に使い道あるのでしょうか…。
もて余す予感。
さて、今日も筑摩書房からですいる「美少年美術史」池上英洋さん川口清香さん著を読んでます。
フェルメールっぽい作品ですが、17世紀オランダの画家ハブリエル・メツーの「手紙を書く男」。
フェルメールは女性が手紙を読んだり書いたりしてる作品ですね。
この絵は17世紀オランダの特徴を表しています。
それは読み・書きをしていること。
17世紀オランダは商人が力を持った時代でしたが、個人経営する家が多くありました。
そうすると一家総出で商売を手伝うようになり、子供たちも読み書きを覚えるようになったのです。
こちらの作品は時代が少し先18世紀のフランス、ジャン=バティスト・ペロノーの「本と少年」。
絵の中の人物がしていることは時代を反映していることがあるんですね。
今だとスマフォを使いこなす少年でしょうか…。
でも絵画というもの自体がアナログというか古い媒体になってしまっているのでそこら辺は昔とは違うかな。
絵の中の少年は読み書きだけではなく、作品もつくるようになります。
上の作品は1865年、ジュール・ジョセフ・ルフェ~ヴル「ギリシャ風仮面を描く若い画家」です。
この作品を見てふつうのひとはどんなふうに感じるのかな?
アトリエで制作をした経験のある私からすると、なぜ尻を出して絵を描く?と思ってしまいます。笑
家で裸で過ごす裸族がいることはしってますが、アトリエでなんも着ない人いるかな~。もちろん絵画上の演出だということはわかりますが。
話がそれましたが、読み書き以外に制作する少年が出てきました。
中流家庭以上の子供の教育が一般化するにつれて、過去の巨匠・レオナルド・ダ・ヴィンチや、ティツアーノなどのことが教えられるようになっていきます。
そうすると彼らの少年時代の作品も描かれるようになります。
上の作品はウィリアム・ダイスが描いた「ティツアーノの初めての彩色画」です。
まさか過去の巨匠たちも自分の作品が模写されることはあっても自分の幼い頃のオリジナル絵が描かれるとは夢にも思っていなかったでしょう。
芸術アカデミーなどによって巨匠に関する知識をみんなが共有した結果なんだろうと思います。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website
展示があります!
「Art.com/ Of Giving vol.3」
会場: MDP GALLERY
期間: 2018年12月14日(金)〜12月25日(火)
※日・月・祝祭日休廊※23日(日・祝)、24日(月・休)は開廊いたします。
時間:11:00〜19:00
※最終日は18:00まで 住所:東京都目黒区青葉台1-14-18 1F会場WEBSITEhttp://mdpgallery.com
14日の18時からパーティーかあり、どなたでも参加できます。
私は14日の15時頃からギャラリーか、地下のかフェにいるので作品について知りたい方はお気軽にお声かけください。