少年風俗画
今日も生きてます。
いろいろと制作中です。
締め切り的にいつもたいへんだけれど、もの作りは楽しいです。
時間忘れます。
(忘れたらダメですが。)
雪の結晶の作品は今月の展示に出品する予定です。
「Art Of Giving vol.3」
会場: MDP GALLERY
期間: 2018年12月14日(金)〜12月25日(火)
※日・月・祝祭日休廊
※23日(日・祝)、24日(月・休)は開廊いたします。
時間:11:00〜19:00
※最終日は18:00まで
住所:東京都目黒区青葉台1-14-18 1F
会場WEBSITE
初日の14日には18時からレセプションパーティーがあります。
40名以上の作家さんご出品するということで作家さん大集合するはずです。
ちなみに作品価格は皆一律1万円です。
お近くの方は是非。
さて、筑摩書房から出版されている「美少年美術史」池上英洋さん川口清香さん著を読んでます。
近代以前の西洋絵画に少年が描かれるケースを本の中では四つのタイプに分類していました。
①宗教画や、神話画に登場するキャラクターを描いたもの。
②注文主が自分の家族を描かせた肖像画。
③画家が商売を度外視して自分の家族を描いたもの。
④何かしら意味を持つ寓意画。
今日は近代に入っていくため、新しいタイプの少年画が出てきます。
上の作品はジャン・シメオン・シャルダンの「カード遊び」という作品です。
みてみると、寓意でもなく、貴族でもなく、いたって普通の少年がカードで遊んでいる情景が絵かかれています。
作者であるシャルダンは一般家庭の食卓などの日常風景を描いてサロンに当選し続け、風俗画の確立に貢献しました。
風俗画というジャンルが最初に確立したのはオランダ。
裕福な商人たちが教会や宮殿ではなく、自分達の家に飾るためにニュートラルな主題の作品を好みました。
シャルダンが居た18世紀のフランスではなんの関係もない普通の少年が描かれた絵を他人が購入するマーケットが出来上がっていました。
上の作品はフランス・ハレスが描いた「笑う少年」。
実物は見たことないが、フランス・ハレスの絵は最小限の手数できちんと写実的に見える作品を描いている。
というかめちゃうまだ。
このような円の絵に少年の顔いっぱいを描いた作品は他にも複数あったらしい。
連作であったか、このスタイルの商品があったかという可能性が考えられるそうな。
日本人として育つとそもそも絵を飾る習慣がないため、(実家では飾っていたが。)知らない男の子の絵を家族団らんの部屋に飾るということが変に感じます。
といいつつ私は女性の絵を買っているのでおんなじかな。
引っ越ししてから飾る場所が確保できずに箱のなかに入ってしまっています。
はやくだしてあげたい。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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