殉教聖女
今日も生きてます。
今日も上の階からドラムの軽快なリズムが聞こえてきます。
頑張ってますな。
さて、筑摩書房から出版されている「美少女美術史」池上英洋さん荒井咲紀さん著を読んでいます。
昨日はキリスト教において殉教した聖女が皆若く美しく、絵に表現されるときは幼い外見で表現されるということを書きました。
そして聖アグネスの絵を見ましたが、教は他の殉教聖女の絵を見ていきます。
↑はフランシスコ・デ・スルバランが描いた「聖アガタ」という絵です。
おぼんのうえに乳房が載っていて私は
( ̄□||||!!
としたのですが、皆さんはどう思いましたか?
聖アガタは殉教聖人で、なぜ処刑されたかというと聖アグネスと似たような感じで、権力者に言い寄られても断ったからです。
そしてキリスト教とを理由に捕らえられ拷問を受けました。
その拷問のひとつが乳房を切断されるというものでした。怖いですね。
殉教聖人の絵は拷問器具や処刑器具などとともに描かれます。
彼女が絵に描かれるときには切断された乳房と一緒に描かれることが多いです。
↑ロレンツォ・リッピの「聖アガタ」
実際乳房がおぼんのうえにのったら重力でもっとでろーんとしそうですが、そうすると乳房とわからないのでこういう描き方なのかな?こういうプリンありそうだ。
↑どちらもバルトロメ・エステバン・ムリーリョが描いた作品で、上が「聖ユスタ」下が「聖ルフィーナ」。
二人は姉妹で陶器屋さんを営んでいましたが多神教の神殿に自分達の陶器が使われることを拒み処刑されました。
なので二人ともこれでもかというくらい陶器を持っています。
↑はパルミニジャニーノの「聖カタリナの神秘の結婚」。
カタリナは知事の娘で当時最高の教育を受け賢く育ちます。
そして両親に名声、富、容姿と知性で自分を超える男でなければ結婚しないと宣言したそうな。
そしてキリスト教の洗礼を受けると神学論争で神官たちを言い負かします。
皇帝に言い寄られそれを断ると牢にはいるように言われ拷問を受けます。
カラヴァッジョ「聖カテリーナ」
その拷問の方法は車輪に手足をくくりつけられて転がされるというものでした。
しかし天使が車輪を破壊します。そして最後には首を跳ねられて殉教します。
↑はジュゼッペ・リベラ画が描いた『聖カタリナの神秘の結婚』。
実在していたかは謎らしいです。
特にあつい信仰を持ってないせいなのか、神秘の結婚がいまいちピンと来ません。
どう言うことなのかな~
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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