ダフネ
今日も生きてます。
昨日からベランダ端よりじわりじわりとカマキリが近づいてきています。
出ていく気配が全くないのですが
…うちの子になりたいのかい?
さて、筑摩書房から出版されている「美少女美術史」池上英洋さん荒井咲紀さん著を読んでます。
その中からギリシャ神話の中のダフネとアポロンの話を取り上げます。
↑の彫刻作品はジャン・ロレンツォ・ベルニーニの作品で、アポロンとダフネです。
この二人に何が起こっているかわかりますでしょうか?
この写真の方分かりやすいですな。
女性が両手をあげるポーズをしていて首の辺りからはなんか生えています。
その後ろからたった今追いかけてきたようなイケメンの男性が女性を捕まえようとしていますね。
女性がギリシア神話に登場する川の神ダフネ。
男性はアポロン。ゼウスの息子です。
今日はこの二人に何が起こったかのあらすじです。
アポロンは容姿端麗で、詩や音楽などの芸術の神であり、頭脳明晰な医学の神でもあり、弓の名手でもありました。
そんなアポロンがある日エロスが弓矢で遊んでいるのを見て、その小ささを笑います。
エロスは激怒した。(メロス風)
そして金の矢をアポロンに向かって、鉛の矢を川の神の娘ダフネに射ます。
ダフネは完全にとばっちりですね。
エロスの持っている金の矢に射られると恋に陥いります。
逆にに鉛の矢は恋を拒むようになります。
ということはアポロンはダフネを好きになります。
ダフネは拒むようになります。
↑ロバート・ルフェーヴル(en)の絵画『アポロンから逃げるダフネ』(1810年頃)。個人蔵。
アポロンはダフネをどこまでも追いかけます。
ダフネはどこまでも逃げます。
そしてダフネは父親の川の神へ願います。
「助けてください、お父様、私の姿を変えてください。」
その願いを聞き入れた父は、ダフネの姿を変化させました。
↑ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ『アポロンとダフネ』(1755年-1760年頃)ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵
みるみる変わっていったダフネは月桂樹の木になっていました。
アポロンは、ダフネへの愛の記念に、ダフネの月桂樹の葉で冠を作り、生涯それを頭にかぶりました。
という話です。
理不尽ですね。
理不尽ですがダフネが樹に変わっていく姿というのは作家の興味をそそります。
この話をテーマにした作品を次回紹介していこうかなと思います。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website
今月展示があります!
フェルメールトリビュート展
会期2018年10月19日ー11月4日
会場 MDP GALLERY
153-0042
東京都目黒区青葉台1丁目14番18号1階
日・月・祝祭日休廊 11:00 – 19:00
ギャラリーWebsite↓
レセプションパーティー
10月19日 18時-20時
秋田では…
女流作家展
会期2018年10月18日ー10月30日
会場 ギャラリー杉
秋田市大町1-3-27
水曜日定休 10:30-18:30
会場URL
gallerysan.com
フェルメールトリビュート展は19日のレセプションパーティーに参加する予定です。
他にもどこかの土日に在廊予定です。
秋田の女流作家展は10月27日にギャラリー杉に顔を出す予定です。
秋田には27.28といるので、作品の話を聞きたいという方は連絡してください。
なるべく都合を合わせますー