プラトニック・ラヴ
今日も生きてます。
今日は作家仲間の原田さんとクロッキーをしあいました。
浪人中は朝少し早く集まって皆で代わりばんこにモデルをやってクロッキーをしてました。
ジョジョ立ちポーズする男の子とか居て楽しかったな。
短い時間でさささっと描くのは難しいですよね。私は苦手です。
出来ることならじっくり描きたいなあと、描きはじめると思ってしまいます。
さて、今日は池上英洋さん川口清香さん著「美少年美術史」を読んでいきます。
何の気なしに入手しましたが、この美少年美術史を読んでると古代からの同性愛の歴史を学んでいるような気分になります。
その道の女性だったら喜ぶ内容ですね。
古代の哲学者プラトンが師匠ソクラテスの思想を代弁してかいた「饗宴」ですが、内容は宴会の席でみなエロス(愛)について順に意見をのべていくというものです。
以前古代ギリシャでは年長者と年少者によるカップルの同性愛が習慣としてあったとブログに書きました。
哲学者として有名なソクラテスも多くの美少年から愛されていたそうです。
プラトン著「饗宴」の中では皆がエロスについて意見を言っているなか、ソクラテスの愛人であるアルキビアデスがよった状態で乱入し、ソクラテスのことを色んな事例を出しつつ賛美します。その中には自分がどんなに誘惑しても(肉体的な)関係をもとうとしなかったことも入っていました。
ジャン=レオン・ジェローム
<アスパシアの家にアルキビアデスを探しに来たソクラテス>
ソクラテスはどんな愛人が出来ても信念を持って一定の距離を保っていたそうな。
饗宴の物語は最終的には肉体よりも精神を愛する方が優れており、そして特定の人よりも人の美しさを普遍的に愛することがよいとまとまります。
プラトニックラヴが純愛のような意味合いでも用いられる理由です。
プラトニックラヴってもとはプラトン的愛からきてるんてすね。知らなかった。
プラトニックラヴは本来少年愛を内包するものであり、今日の男女間における肉体的接触を伴わない愛情を指していなかったということを本の中では指摘されています。
個人的な感覚で言うと人の美しさを普遍的に愛する人よりも特定の人を愛せる人の方がいいと思いますが、皆様はどう思いますか?
(人の普遍的な美しさ愛する人なんか怪しい笑)
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。