美少女画の巨匠
今日も生きてます。
風が強いです。
いつか傘で空を飛んでみたい。
さて、今日は池上英洋さん荒井咲紀さん著「美少女美術史」を読んでいきます。
美少女というと、どんな人をイメージしますか?
ちなみに私は昔ネットで見たルオ・シャオイーの中国衣装を着た画像が頭に浮かびます。
他の写真はそこまで心掴んでこないのですがその中国衣装の写真だけ私の心をわし掴んできます。
ウィリアム・アドルフ・ブグロー
「朝ごはん」
↑の女の子はどうでしょうか?
たぶん大体の人が美少女認定すると思います。
これはフランスのウィリアム・アドルフ・ブグローが1887年に描いたものです。
文中にもありますが時代も人種も異なる私たちがこの少女を美しいと思うのは不思議なことです。
現代の美の基準が近代フランスで形成されたということらしいです。
ウィリアム・アドルフ・ブグロー
ブグローは国立美術学校に学び、若手の登竜門であるローマ賞を獲得します。
その副賞のイタリア留学で古典美術の信奉者になりました。
イタリアの古典の巨匠であるボッティチェッリやラファエロは人体を理想化して描いていますが、ブグローは実在のモデルベースとして細部を理想化しています。
ブグローは大学医学部の人体解剖に参加することなどを通して人体への深い理解を深めます。
ブグローの描く女性はより生身の存在を感じさせ、より一層の官能性を発揮します。
そして彼の描く女性のプロポーションが今なお美女の基準になっています。
「浅瀬」
「難しいレッスン」
「渇き」
こういう性的な作品が堂々とサロンに入選していたのが少し驚きです。
ブグローの話は明日にも続きます。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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服どうしようかなー