ファンシーピクチャー
今日も生きてます。
高校生の頃友人がウィーン少年合唱団がとても好きだという話を聞いて全くさっぱりよさが理解できてませんでした。
私は音楽に疎くて子供が関心外でしたもので。
ですが年を重ねるごとに子供ってかわいいなあと思うようになり、今なら友人の気持ちがわかるのです。
「ウィーン少年合唱団=天使」だということが。
触れあうのが好きという訳ではありません。対面すると割れ物注意のような気持ちになってしまい緊張します。
人間が子供にたいして特別な感情を抱くようになったのは18世紀から19世紀にかけての事でした。
ウィリアム・ロバート・シモンズ
<ヘザー>
ということで今日は池上英洋さん荒井咲紀さん著「美少女美術史」を読んでいきます。
ジョジア・レイノズ<無邪気な年頃>
西洋で子供という概念が発見されたのは17世紀過ぎで、それまでは大人の縮小版という感覚でした。
ソフィー・アンダーソン<大好きなペット>
産業革命により豊かになった中流階級が郊外から都会に出勤するようになると、プライベートな家庭を大切にするようになります。
そして子供への関心が高まりました。
ソフィー・アンダーソン<目覚め>
そうして宗教も教訓も関係なく、愛らしい子供を描いた絵「ファンシーピクチャー」という風俗画が生まれます。
ソフィー・アンダーソン<今日はお散歩なし>
子供の写真のような感覚で描かれたものですが、可愛らしさや、無邪気さなどの「子供らしさ」が社会の中でそのイメージを浸透させていきました。
ソフィー・アンダーソン<妖精>
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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