ロマン主義
今日も生きております。
台風ですね。
締め切った窓の外から雨風のすごい音がします。
何事もなく過ぎてくれるといいですね。
昨日死んだフリをしているセミのことを書きましたが今日も同じまま固まっていました…。
フリじゃなかったんだなあ。
短い夏の最後をこんなとこで終わらせてしまい申し訳なかったな。
来世は長生きしてください。
さて、今日はロマン主義です。
ダヴィッドからアングル、新古典主義ときましたが、新古典主義の次にのってきたのがロマン主義です。
今日はロマン主義について少し整理したいと思います。
19世紀中頃から中期
ナポレオンの力は弱まり1915年にナポレオンは失脚しセント・ヘレナ島に流刑されます。
ロマン主義のロマンとは何か?
→ロマンス、物語のこと。
ロマン主義が絵の題材にしたものは聖書ではなく時事的な事件や小説のエピソード、異国趣味などでした。
ロマン主義の前には新古典主義が主流でした。新古典主義では美の基準は古典のギリシャ美術でしたが、ロマン主義は多様な美しさがあると主張します。
ロマン主義では見るものを鼓舞するための激動感あるドラマチックな表現を用いました。
◯ロマン主義の画家たち
・フランス
1798-1863
キオス島の虐殺
ダイナミックなタッチと色彩が特徴です。
キオス島の虐殺はトルコからのギリシア独立戦争を主題にしてます。
・スペイン
1746-1828
カルロス四世の家族
マドリード、1808年5月3日
宮廷画家として出世していくゴヤですが、1792年に聴覚を失うと人間のグロテスクな面を描くようになりました。
「マドリード、1808年5月3日」は、スペインの民衆がナポレオン軍に銃殺される瞬間の絵です。
二人とも感情に訴える作品を描いていますね。題材とするものも、表現の仕方も新古典主義とは違う雰囲気です。
ナポレオンが失脚するとその時代に規範とされていた文化(美術も)批判の対象になってしまいます。
新古典主義ではラファエロが美の規範とされていましたが、それもロマン主義の時代になると様子が変わっていきます。
明日に続きます。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。