日本のオリジナリティ
今日も生きてます。
日本の図案集をペラペラしていたのですが、千鳥が可愛らしいです。
昔の人もこういうデザインを見てかわいいなあと思っていたのかな?
ウィリアムモリスみたいなデザインとは違った良さがあって東洋と西洋の違いは興味深いですね。
さて、昨日はヨーロッパのような石の文化と日本のような木の文化ではオリジナリティの考え方が違うということを書きました。
石の文化を持つヨーロッパ文化からすると1300年前の部品などひとつも残ってない伊勢神宮はすでに本来のオリジナリティを失っています。
しかし日本人は伊勢神宮は古いものだと捉えます。(よね?)日本のオリジナリティとはデザインのことなのです。
日本建築においてはオリジナルのデザインとそれに内包される精神性こそがオリジナリティの骨格であり、輪郭と構造のための素材には重きを置きません。
池上英洋さん著「西洋美術史<実践編>」を読み進むにつれて、作品のオリジナリティについて少し考えるようになりました。
感覚的にはやはり東洋の意匠がオリジナリティという考え方に近いです。制作者は完成した状態をその作品として認識してると思います。半壊の状態はその完成イメージから少し離れてると思います。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明石 恵 Aya Akashi website - 明石 恵 Aya Akashi website