祈りと表現
今日も生きてます!
7月ですね!夏ですね!
今年が半分過ぎたことに悲しみもありますが、夏は嬉しいです!
描くぞ!という気持ちでございます。
さて、引き続き池上英洋さん著の「西洋美術史入門<実践編>」を読んでます。
今日は先日の続編です。
なぜキリストの足が小さくかかれていたかということについて描きました。
今日はあの構図になるまでどんな風にあのテーマが描かれていったかです。
↑の画像は13世紀後半にイタリア北中部で活躍し、ファエンツァの画家と言われた人の作品です。
キリストの頭部をマリアが抱き、足元にはヨハネがキリストの足を撫でてキスしています。
アングルは違いますが、だいたいマンティーニャの作品と同じ要素です。
この作品はとても小さく、縦20センチ、横25センチのサイズです。
ほとんど同じぐらいのサイズの作品が「降誕<キリストの誕生>」があり、「十字架降下」と一組をなしています。
他にもキリスト伝を描いた小パネルがあり、それらを組み合わせた連作だったと推測されます。
サイズから教会の祭壇画より、小さな礼拝堂か、富裕層の邸宅で、個人的な祈りのためのものではないかと池上さんはおっしゃっています。
鑑賞者が小パネルの前に手を合わせるためにつくられた作品ということが、同じテーマの構図をどんどん発展させていきます。
明日に続きます!
今日もご覧くださりありがとうございました。
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