油絵
今日も生きてます。
晴れてますね。
今日は人生で何度目か(10回はしてないと思う)の引っ越しの日です。
部屋を片付けると自分はよくこんな狭い部屋で5年間も生きてこられたな。と思いました。私がもっと小さくなればいいんだな。(半分ぐらいに。)
モザイク・フレスコ・テンペラと続いてきましたが、今日は油絵です。
テンペラの絵の具は卵を使いましたが、油絵具は卵の代わりに油を絵具に使いました。
発明したのは今のオランダのヤン・ファン・エイクです。
ヤン・ファン・エイク「アルファニーニ夫妻像」
ヤンファンエイクの作品15世紀に制作されましたが、今でも描かれている絵の発色は良いそうです。しかしどの油をどのぐらい調合するかなどのレシピは秘密にしていたため今でもわかりません。秘伝のたれ的なものですね。
油もいろんな種類があり、画家によって表現に合わせて自分のレシピがあります。
ヤン・ファン・エイク「ターバン男の肖像」(自画像説あり)
ヤンファンエイクは板に油彩で描いていましたが、ヴィネツィアでは画布にの上に油彩で制作する人間も出てきました。
そうすることで木の板の反りによる絵の剥離の心配がなくなり、かかる経費もぐっと下がりました。
ヴィネツィアは港町で船の帆に使う布が身近にたくさんあったからではないかと推測されます。
ヤン・ファン・エイク「ファン・デル・パーレ聖母像」
キャンバス(布)に油彩で制作するという方法が普通にとられるようになったのは17世紀のオランダです。
17世紀のオランダは商人がパトロンになった時代でした。しかし財力や芸術品を飾る場所は王族や貴族と同じようにはいきません。
商人にとって油彩の作品は価格も大きさもちょうどいいものでした。
そして今絵を描くと言って頭に思い浮かぶ画材は布のキャンバスと油彩だと思います。いろんな表現が生まれていますが、扱いやすい形であるキャンバスがたくさん使われていますね。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
〇展覧会のお知らせ〇
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【会期】4月12日ー4月21日 日曜休廊
【時間】午前11時ー午後6時 最終日は午後5時閉場
!これから!
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【会場】阪神百貨店梅田本店9階 美術画廊
【会期】4月25日ー5月1日
【時間】午前10時ー午後8時 最終日は午後5時閉場
家族をテーマに様々な作家が作品を制作しました。
私は全日終日会場にいる予定です!
大阪の方々にお会いできることを楽しみにしております。
ぜひお越しくださいませ。