ポーラ美術館
今日も生きてます。
昨日はあやめの衣について触れましたが今日はポーラ美術館について少し描きたいと思います。
まずはポーラ美術館とは…
☆ポーラ美術館
ポーラ美術館(ポーラびじゅつかん)は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある私立美術館である。公益財団法人ポーラ美術振興財団が運営している。館長は木島俊介[2]
ポーラ化粧品で知られるポーラ・オルビスグループのオーナーであった鈴木常司が数十年にわたって収集した美術品約9500点を展示するため、2002年9月に開館した。
私が見に行ったときは「100点の名画でめぐる100年の旅」という企画展が開催中でした。ポーラ美術館の所蔵品から選ばれた100点が展示されていました。
モネやピカソ、セザンヌといった世界的に有名な画家と同時期の日本の画家の作品が並べられていて面白い展示でした。
まずは美術館入ってすぐに私の卒業した東京造形大学の教授でもあった佐藤忠良大先生の彫刻の作品を発見。「カンカン帽」という題名の作品です。
卒業生としてなんだかうれしいです。
逆光気味でよく見えませんね。すみません。
展示品の中で気になった絵は岸田劉生の麗子像と黒田清輝の女性像。
あと藤田嗣治の作品もよかった…。
なぜかいいなあと思う作品は写真禁止でした…。
写真は禁止でしたが、ポーラ美術館のサイトで見られたのでリンクを張っておきます。姉妹という作品がとっても好みでした。額も藤田の手によるものらしいです。かかかわいすぎる。
ただならぬ空気が麗子と一緒に絵に閉じ込められてるように感じました。描写的作品ですが、写真ではこういった時間や雰囲気は表現できないだろうと思います。制作期間である二か月という時間がぎゅっと凝縮されていて、みる方としては服のしわや顔の表情を緊張してみてしまいます。岸田劉生もこの絵に入り込んで描いていたんだろうな。人物描いてありましたが、なんか半分静物のような印象を受けたのは私だけでしょうか。
ルノワールとかの印象派とはやっぱちょっと違うんだなあ。女性のやさしさと体がやわらかく表現されていて、癒される作品でした。黒田清輝の作品は初めてみました。
他にも久々にモネとルノワールなどの印象派の作品を見て素直に色がきれいで、色々悶々としていた心の中が少しスッキリしました。あと村山槐多の作品も初めて見ました。
そして絵だけではなく化粧品や中国の陶器なども展示されていました。
こんな素敵な鍵が本当に使われていたんですね。
ヨーロッパの昔の化粧道具って何でこんなかわいいのかな。
今はどんどん小型化して小さいのが普通ですが、こういうずっしりした化粧道具を見ると、いかにも変身できそうでいいなあ。
私はあまり化粧に熱心な方ではありませんが、ロマンを感じます。テクマクマヤコン。
下は香水をいれる小物です。
画像だと大きさがわかりませんが、とても小さくて可愛らしかったです。クルミ型とタマゴ型です。
腕時計が無い時代はこんな時計を持ち歩いていたんでしょうか。かわいいなあ。
絵とは関係ないですが、美術館のレストランのシーフードカレーが美味でした。
企画展に合わせてスペシャルメニューもあったりと全館抜かりなく楽しめる仕様になっておりました。
美術館は木々の中にあり、自然の中を歩ける回遊道も設置されていました。春とか秋とかいい景色を眺めながらお散歩できそうです。こころが洗われそう。
冬はおすすめしません。
今日はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました。
展示が秋田であります!
☆展示のお知らせ☆
「ほっと展」
絵だけではなく工芸作品やジュエリーなども展示されます。
クリスマスプレゼントにもおすすめです。
会場 秋田アトリオン三階
会期 12/22-12/24
時間 10:00-19:00